IBM Rational QualityArchitect リリース ノート

バージョン2003.06.13

リリース:2004 年 9 月

最終更新日: 2004 年 8 月 9 日

GI11-5909-03


 

© Copyright IBM Corporation. 2000, 2004. All rights reserved.

本マニュアル (「本著作物」) は、アメリカ合衆国その他の国々の著作権法及び種々の条約により保護されています。IBM Corporation の文書による事前の同意を得ることなく本著作物を複製し又は頒布することは、禁じられています。

法的通知情報

IBM Rational の法的通知情報の完全なリストは IBM Rational Suite のインストール時に自動的に <インストール パス>¥Rational¥ja¥doc¥legal_information.html にインストールされます。また、法的通知情報は IBM Rational Solutions for Windows CD-ROM の ¥ja¥doc¥legal_information.html でも参照できます。


範囲

IBM® Rational™ QualityArchitect は、Enterprise JavaBeans や COM などのテクノロジーによって構築された、ミドルウェア コンポーネントをテストするための統合ツールのセットです。

QualityArchitect と IBM Rational Rose を組み合わせることにより、Rose モデルのコンポーネントと相互作用の両方についてのテスト スクリプトが生成されます。 生成されたテスト スクリプトは編集可能で、開発環境や IBM Rational TestManager からすぐに実行できます。

QualityArchitect の今回のリリースは、特に次のタイプのコンポーネントのテスト用に設計されています。

·         Enterprise JavaBeans (EJB)

·         COM

このリリース ノートでは、印刷されたマニュアルや IBM Rational QualityArchitect のオンラインヘルプに記載されていない情報を示します。

本リリース ノートは、この製品のリリース時点に基づいて記述されています。このファイルの最新のバージョンは、IBM Publications Center の Web サイト http://www.ibm.com/shop/publications/order を参照してください。 IBM Publications Center の Web サイトで "GI11-5909-03" を検索することにより、リリース ノートの最新版を入手することができます。(IBM Publications Center のサイト自体 を検索するには、http://www.ibm.com の [検索] フィールドに "IBM Publications Center" と入力して検索を実行してください。)

テスト製品の日本語版マニュアルは、IBM Rational 製品リリース番号 2001A.04.10 のものです。 これらの文書は、IBM Rational Solutions for Windows Online Documentation CD-ROM の "Extras" フォルダに収められています。

このリリース ノートに記載されている、このサービス リリースに含まれる製品変更内容は以下からアップグレードする場合に該当します。

 

上記以外のリリースからアップグレードする場合は、『IBM Rational テスト製品サービス リリース リリース ノート』を参照して、このサービス リリースと古いリリースで修正された障害を確認してください。

 

目次

範囲

Rational Suite v2003.06.10 からのアップグレード

v. 2003.06.12 での新しい機能と変更された機能

新しくサポートされるアプリケーション サーバー

EJB Query Builder

データプールとルックアップ テーブルの自動生成

Rational QualityArchitect の [Options] ダイアログ ボックス

CoClass からの COM スタブの生成

ガイドラインと制約事項

概説

データベース検証ポイントでキャプチャされたベースライン

Rational QualityArchitect Console

スクリプトのデバッグに関する問題

Rational TestManager からのテスト スクリプトの実行

以前のリリースからのテスト アセットのアップグレード

Microsoft Office 2000 に関する問題

Windows XP システムでのオンライン マニュアルの表示

Test Log ウィンドウへの障害の送信

Windows NT 上の ClearCase 5.0 での UCM

Rational QualityArchitect の Weblogic Deploy ユーティリティ

Windows 98 を実行しているシステム

COM

COM Programmatic ID 文字列の制限

COM 単体テストの生成

COM シナリオ テストの生成

COM Query Design ウィザード

EJB

完全修飾名の使用

IBM JDBC ドライバの使用

CLASSPATH に関する問題

Visual Cafe に関する問題

TestManager からの RQA Java テスト スクリプトの実行

以前のリリースのスタブ コードの作業

VisualAge for Java に関する問題

データベース検証ポイントと Sun JVM 1.2.2 に関する問題

EJB Query Design ウィザードに関する問題

Rational Bank Account Sample Application に関する問題

セッション レコーダーによるリモート アプリケーション サーバーへの接続

J2EE の ioserxx.dll への依存性

Sun J2EE Reference Server v1.2.1 を使用する isIdentical() メソッドの問題

WebLogic 6.1 における CLASSPATH の補足要件

EJB セッション レコーダーと VAJ に関する問題

Java アプリケーションをテストする際の、Windows NT での検証ポイントに関する問題

メソッド パラメータの Long 型定数値に関する問題

セッション記録中における複数の java.lang.Object remoteObject の使用

SQL Server データベースに接続する際の、EJB Query Design ウィザードに関する問題

コード生成に関する問題

ドキュメントの変更

Deploying Stubs Permanently to a WebLogic Server

WebLogic 5.1 の場合

WebLogic 6.1 の場合

COM Test Scripts Fail to Run from TestManager

IBM Rational ソフトウェア サポートへの問い合わせ

 

Rational Suite v2003.06.10 以降からのアップグレード

IBM Rational 製品のインストールに関する詳細は、以下を参照してください。

·         『Rational Software デスクトップ製品インストレーション ガイド』

·         Rational Software サーバー製品インストレーション ガイド

v. 2003.06.12 での新しい機能と変更された機能

新しくサポートされるアプリケーション サーバー

QualityArchitect に、BEA WebLogic Server v6.x と IBM WebSphere v4.0 のサポートが追加されます。

EJB Query Builder

EJB Query Builder には、SQL クエリーの作成処理中にテーブルを結合するためのグラフィカル ユーザー インターフェイスが含まれます。この機能は、前リリースの COM Query Builder で実装されました。

データプールとルックアップ テーブルの自動生成

QualityArchitect は単体テスト スクリプトを生成した後、データプールを自動的に生成します。列名には、テスト対象メソッドのパラメータが使用されます。また、QualityArchitect は、スタブ生成処理中にルックアップ テーブルも自動生成します。どちらの場合も、ユーザーに代わって、データプールまたはルックアップ テーブルに有効なレコードを入力します。

 

Rational QualityArchitect の [Options] ダイアログ ボックス

Rational QualityArchitect の [Options] ダイアログ ボックスの [VB Options] と [Java Options] のタブには、生成されるテスト スクリプトの場所を変更するためのテキスト ボックスが表示されます。 前のリリースでは、この場所は IBM Rational TestManager でのみ変更できました。

CoClass からの COM スタブの生成

COM スタブは、COM タイプ ライブラリで coclass とステレオタイプ化されたクラスから生成されるようになりました。前のリリースでは、インターフェイスとしてステレオタイプ化されたクラスから生成されていました。

ガイドラインと制約事項

概説

以前のリリースからのテスト アセットのアップグレード

IBM Rational QualityArchitect テスト スクリプトを再生する前に、必ず Rational Administrator を使用して Test データストアをアップグレードしてください。アップグレードする前に再生を行うと、Test データストアでログイン エラーが発生し、データストアのバージョンが正しくないことが通知されます。ログイン エラーが発生した場合、アップグレードを行って 2 度目の再生を行うまでの間に、再生 IDE を終了してください。

アップグレードするには

  1. IDE を終了します。

  2. Rational Administrator を起動します。

  3. プロジェクトを選択します。

  4. プロジェクトを右クリックして、[アセットのアップグレード] をクリックします。

データベース検証ポイントでキャプチャされたベースライン

指定された Rational QualityArchitect テスト スクリプトのパスに 2 バイト文字が含まれている場合、データベース検証ポイントでキャプチャされたベースラインを TestManager で表示できません。ただし、ベースラインは正しくキャプチャされているので、以降のテストの実行には影響ありません。

Rational QualityArchitect Console

Windows 98 オペレーティング システムでは、Rational QualityArchitect Console を閉じるときにアプリケーション エラーが発生する場合があります。

スクリプトのデバッグに関する問題

テスト スクリプトで tms.EndTestServices (Visual Basic) または tms.endTestServices (Java) が呼び出される前にスクリプトの実行を停止した場合は、必ず IDE を終了してください。IDE を終了しない場合、以後に実行する QualityArchitect テスト スクリプトで、ログ機能がオフになります。

Rational TestManager からのテスト スクリプトの実行

QualityArchitect テスト スクリプトを TestManager から実行する場合、テスト スクリプトに配置済みのスタブが含まれていると、スタブ メッセージがログに書き込まれません。スタブを使用する場合、テスト スクリプトは IDE から直接実行してください。

Microsoft Office 2000 に関する問題

Microsoft Office 2000 を Windows 2000 または Windows NT システムで使用する場合は問題があります。管理者以外のユーザーとして単体テストまたはシナリオ テストを作成すると、一連の警告が表示される場合があります。たとえば、"Error 1706-No valid source could be found for product Microsoft Office 2000. The Windows installer cannot continue." などのメッセージが表示されます。 [OK] をクリックすると、"Fatal error during installation" と "Unable to run this command" という 2 つのメッセージが表示されます。 

この問題は、アプリケーション ショートカットが正しく登録されないために発生します。Microsoft では、この問題を Microsoft Knowledge Base の Q253768 の記事で確認しています。

対策として、[プログラム] メニューで Office アイコン (Access、Excel、Outlook、PowerPoint、Word) のいずれかまたはすべてをダブルクリックしてください。

Windows XP システムでのオンライン マニュアルの表示

Windows XP システムでは、Rational QualityArchitect オンライン マニュアルを最初に表示するときに警告が表示されます。[OK] をクリックすると、オンライン マニュアルが表示されます。また、テキストの検索機能は動作しません。

Test Log ウィンドウへの障害の送信

Test Log ウィンドウに障害を送信した後、別のデータストアまたはプロジェクトにログインするか、別のユーザーとしてログインすると、TestManager の再起動後にログイン ダイアログ ボックスが表示されない場合があります。この場合、オペレーティング システムからログオフして、もう一度ログインするか (Windows NT 以降の場合)、タスク マネージャを起動して CQINTSRV11.EXE プロセスを終了します。この操作を行うと、ほかのデータストアやプロジェクトへのログイン、または別のユーザーとしてのログインが可能になります。

Windows NT 上の ClearCase 5.0 での UCM

ClearCase 5.0 を Windows NT 4.0 にインストールした場合は、問題が発生する可能性があります。Rational Administrator で UCM データストア操作 (データストアの作成、すべてチェックイン、ソースに対する追加/削除など) を実行した場合、ほかの操作を行う前に Rational Administrator をシャット ダウンすることをお勧めします。

Weblogic Deploy Utility の Weblogic Deploy ユーティリティ

WL_Deploy が正しく動作していない場合は、アプリケーション サーバーにスタブを配置します。サーバーを停止し、スタブ化されたクラスを EJB .jar に追加してから、サーバーを再起動します。

Windows 98 を実行しているシステム

Windows 98 を実行している場合は、Rational Rose を終了するときに、システム障害が発生する可能性があります。システム障害は、COM のシナリオ テストの生成中に、データベース検証ポイントを挿入した後に発生します。

COM

COM Programmatic ID 文字列の制限

COM Programmatic ID 文字列は、39 文字以内で指定する必要があります。QualityArchitect はこの情報を確認しないため、Visual Basic プロジェクトの名前と .cls 名の組み合わせが 39 文字を超える可能性があります。Visual Basic は、Programmatic ID 文字列を短くした場合にだけ実行します。エラーは次のように表示されます。

ProgrammaticID string too long '<Visual Basic project name>.<Rational QualityArchitect cls name>'.

The Programmatic ID must be 39 characters or less.

COM 単体テストの生成

COM コンポーネントに対する QualityArchitect 単体テストは、Visual Basic のテスト対象コンポーネントのインスタンスを作成します。その際、CreateObject メソッドが呼び出され、テスト対象コンポーネントの ProgID が与えられます。QualityArchitect 単体テスト ジェネレータは、モデルの UUID を読み取り、それをレジストリで検索することで、この呼び出しで使用する ProgID を求めます。読み取った UUID がレジストリで見つかると、レジストリの対応する ProgID が使用されます。

レジストリに UUID が見つからない場合 (コンポーネントが作成され登録されていないか、バイナリ互換性を指定しない Visual Basic プロジェクトで変更された UUID である場合)、QualityArchitect は ProgID を "ライブラリ名.CoClass名" の規則に従って作成します。  この規則に従わない場合は、コンポーネントを登録し、モデル中のコンポーネントの UUID を実際のコンポーネントの UUID と同期する必要があります。

COM シナリオ テストの生成

·         COM アプリケーションのシナリオ テストを生成する場合、スクリプトを開くときに Visual Basic によって次の警告が表示される場合があります。

File not found:'<ScriptName>.RES’

 

この問題は、テストを TestManager で実行しようとする場合にだけ発生します。TestManager の再生機能を使用しない場合は、[OK] をクリックして、Visual Basic にプロジェクトをロードします。

 

この問題は、次のガイドラインに従うことで回避できます。

 

 

·         RQA VB Scripts という名前のスクリプト ソースのデータ パスを表すディレクトリを選択するよう要求されたら、パスに空白が含まれていないディレクトリを選択します。

 

·         シナリオ図の名前に空白を含めないようにします。

·         Windows NT 4.0 システムで判明している問題があります。VP (検証ポイント) を挿入し、[Yes] をクリックしてデータプールを編集するときに、シナリオ テストの生成中に Rose がフリーズします。この問題は、多数の Rose アドインが有効にされている場合に発生します。対策として、メニュー バーから [アドイン] をクリックして [アドイン マネージャ] をクリックし、使用しないアドインの選択を解除します。

COM Query Design ウィザード

·         テーブル名に空白を含む SQL データベースに接続しようとすると問題が発生します。次のエラーが表示されます。

Could not find stored procedure ‘dbo.Order.Details.’

An error has occurred whilst trying to access this Table/Query!

Please rectify the error condition and try again.

対策として、[Add Tables] ダイアログ ボックスの [Show Owner] チェック ボックスをオフにします。

·         OLE DB Query Design ウィザードと IBM DB2 ODBC ドライバの互換性の問題から、この組み合わせを使用する場合は、手動で SQL 文を入力する必要があります。

Query Design ウィザードを使用するときに、次のエラーが表示されます。

[IBM][CLI Driver]SQL0104N An unexpected token "END-OF-STATEMENT" was found following "<TABLE OWNER>.<YOUR TABLE NAME>".Expected tokens may include "JOIN <joined_table".

SQLSTATE=426

Please contact IBM Technical Support for DB2 ODBC Driver resolution.

 

·         Oracle データベースと COM Query Design ウィザードを接続する場合は、次のようなメッセージが表示されます。

[Microsoft][ODBC driver for Oracle][Oracle]ORA-00900:invalid SQL statement

対策として、SQL 文を手動で入力してください。

·         Where 句の条件として 'xx/xx/xxxx' 形式の日付を使用すると、形式に関する問題が発生します。 COM Query ウィザードは、日付を # 記号で囲みます。これは、Access データベース以外のデータソースでは、SQL 文の実行でエラーが発生する原因になります。

Where [Employee].[HireDate] = #04/01/1992#

対策として、Access 以外のデータソースを使用する場合は、# 記号を一重引用符で置き換えてください。

Where [Employee].[HireDate] = '04/01/1992'

·         COM シナリオ テストで検証ポイントを使用する場合と日本語文字を含むデータベースに接続する場合に、フォントに関する問題が発生します。

·         日本語の文字が含まれるテーブルと列の選択ダイアログ ボックスは、COM Query Design ウィザードでは正しく表示されません。

·         [User Acknowledge Baseline] オプションを指定して VB スクリプトを実行する場合、実行時に表示される [User Acknowledgement] ダイアログ ボックスに日本語の文字は正しく表示されません。

こうした状況では日本語の文字は正しく表示されませんが、次の操作は正しく機能します。

·         検証ポイントは正しくキャプチャされます。

·         テストは正常に機能します。

·         テスト結果は、[Log] ウィンドウで正しく表示できます。

EJB

完全修飾名の使用

QualityArchitect を使用してテストまたはスタブを生成する場合、パラメータのタイプと戻り値のタイプに完全修飾名を使用してください。たとえば、java.math.BigDecimal を使用します。BigDecimal だけでは使用しません。完全修飾名を使用しないと、コードをコンパイルするときに import 文の追加が必要になります。

IBM JDBC ドライバの使用

IBM JDBC ドライバを使用して DB2 に接続する場合は、次の点に注意する必要があります。

·         DB2 データベースで使用される文字セットまたはコード ページ

·         クライアント アプリケーションで使用される文字セット

クライアントの文字コード ページとターゲット DB2 サーバーには互換性が必要です。 つまり、DB2 サーバーは少なくとも、クライアントのコード ページを DB2 の内部コード ページに変換できる必要があります。変換に失敗すると、DB2 サーバーは互換性のないコード ページのエラー メッセージを送信します。

例 ターゲット サーバーが US 英語版の DB2 サーバーの場合に、DB2 ODBC データ ソースを韓国語版 NT 4.0 コンピュータ上の IBM COM.ibm.db2.jdbc.app.DB2Driver で使用するように設定すると、コード ページに互換性がないことを示すエラー メッセージが表示されます。

この場合、IBM のマニュアルを参照するか、IBM 技術サポートに問い合わせる必要があります。

CLASSPATH に関する問題s

·         J2EE JDK が J2EE 以前のアプリケーション サーバーにインストールされている場合、CLASSPATH で J2EE 以前の jar ファイルを J2EE jar ファイルよりも先に記述する必要があります。 たとえば、WebLogic のバージョンが J2EE 以前のもの (4.5x) である場合、weblogicaux.jar を標準 JDK 1.2.x jar ファイルよりも優先させます。

·         Sun J2EE Reference Server v1.2.1 に接続する QualityArchitect Java テスト スクリプトを実行する場合は、%J2EE_HOME%/lib/j2ee.jar に配置された J2EE.jar ファイルが、ユーザー CLASSPATH 変数または使用中の IDE で最初のエントリとして設定されている必要があります。設定されていない場合は、実行時に EJBRemote.getHandle() などのコンテナ メソッドで CORBA 例外が発生する可能性があります。[Log] ウィンドウに、次のエラー メッセージが表示されます。

Failure Description:

CORBA MARSHAL 0 No; nested exception is:¥torg.omg.CORBA.MARSHAL:Unable to read value from underlying bridge :minor code:0 completed:No

Message Text:   Exception:java.rmi.MarshalException

Visual Cafe に関する問題

·         生成されたテスト スクリプトをビルドするときに、Visual Cafe でスタック オーバーフロー エラーが発生する場合は、次のように対応してください。

1.    Visual Cafe のプロジェクト ファイル以外のファイルをすべて削除します。 対象となるファイルには、拡張子が .cdb、.ve2、.vpj のファイルがすべて含まれます。 拡張子が .vep のファイルは削除しないでください。

2.    Visual Cafe プロジェクトをビルドし直します。

·         この問題は、Visual Cafe v4.1 でデフォルトの JVM を使用している場合に、生成されたテスト スクリプトまたは EJB セッション レコーダーを実行すると発生します。 テスト スクリプトを実行しようとすると、次のエラー メッセージが表示されます。

Unable to open the project.

 

EJB セッション レコーダーを実行しようとすると、次のエラー メッセージが表示されます。

 

Unable to determine the Rational QualityArchitect installation directory.

 

これらのエラーはどちらも、Visual Cafe v4.1 で使用されるデフォルト JVM の同じ欠陥から発生します。これらのデフォルトの JVM には、カスタム デバッグ ラッパーが含まれ、IDE でのコード デバッグを可能にしています。これらのデバッグ ラッパーは、Java 文字列を UTF-8 形式でエンコードします。Rational が使用する JNI コードは、文字列を UNICODE 形式で返します。これらの文字列が UTF-8 を使用してエンコードされるときに、問題が発生します。

 

対策

 

 

·         Visual Cafe v4.5 にアップグレードします。

 

·         IDE の JVM を、デフォルトの JVM から Sun JVM に変更します。 JVM を変更するには、メイン メニューで [Tools] メニューの [Environment Options] をクリックします。次に、[Virtual Machines] タブをクリックして、カスタム JVM 情報を入力します。 Visual Cafe 4.1 でユーザー独自の JVM を選択できない場合は、Visual Cafe v4.5 にアップグレードする必要があります。

TestManager からの QualityArchitect Java テスト スクリプトの実行

QualityArchitect Java テスト スクリプトを TestManager から実行しているときに、スクリプトが JRE 1.2.2 のアプリケーション サーバーに接続する場合、テスト スクリプトに必要な JNDI クラスが JDK 1.2.2 では提供されていないことに注意してください。結果として、これらのクラスを用意する必要があります。 一般的には、Sun J2SDKEE1.2.1 の j2ee.jar ファイルを CLASSPATH に含めます。

以前のリリースのスタブ コードの作業

EJB スタブ実装クラスは、try/catch ブロックで java.lang.Exception クラスの代わりに java.lang.Throwable クラスを使用するようになりました。すべてのエラーがキャッチされるため、java.lang.Throwable クラスは java.lang.Exception クラスよりも優先されます。結果的に、以前のリリースの Rational QualityArchitect で生成したスタブ コードは生成し直す必要があります。

VisualAge for Java に関する問題

日本語版 Windows 2000 オペレーティング システムを使用している場合、日本語のデータプール値を参照する QualityArchitect テストは VisualAge for Java から実行できません。

データベース検証ポイントと Sun JVM 1.2.2 に関する問題

Sun JVM v1.2.2 を使用してテスト スクリプトを実行する場合、テスト スクリプトにデータベース検証ポイントが含まれていると、Java 仮想マシンがクラッシュします。 Sun JVM v1.3 以上を使用して、テスト スクリプトを実行することをお勧めします。 この問題は、IBM JVM v1.2 では発生しません。

EJB Query Design ウィザードに関する問題

EJB Query Design ウィザードで作業するときに、所有者の異なる複数のテーブルを選択したり、パブリックでないテーブルを選択すると、次のようなメッセージが表示される場合があります。

The SQL execution failed for the specified SQL text.

対策として、テーブルの所有者を手作業で SQL 文に追加してください。

Rational Bank Account Sample Application に関する問題

Rational Bank Account Sample Application リポジトリ ファイル (RatlBankAcct.dat) を VisualAge for Java (VAJ) にインポートして、ロードするプロジェクトを選択すると、プロジェクトの 4 つのバージョンがリストに表示されます。必ずリストの 1 番目のプロジェクトを選択してください。

Sun J2EE Reference Server v1.3.1 を使用して Rational Bank Account のサンプル アプリケーションを実装する際に、問題が発生する場合があります。 問題が解決できない場合は、JRE v1.3.1_02 と J2EE v1.2.1 を使用してください。

セッション レコーダーによるリモート アプリケーション サーバーへの接続

リモート アプリケーション サーバーに接続する場合は、アプリケーション サーバーで必要な JNDI 初期コンテキスト クラスが、[Additional Class Path] フィールドに存在している必要があります。このフィールドには、Rational QualityArchitect の [Options] ダイアログ ボックスの [Java Options] タブからアクセスできます。アプリケーション サーバー クラスが見つからない場合、EJB セッション レコーダーはリモート サーバーに接続できません。

また、VisualAge for Java 3.5 から WebSphere 3.5 のリモート バージョンに接続するには、VAJ 3.5 Patch 2 を適用する必要があります。このパッチは、IBM の Web サイトからダウンロードできます。

J2EE の ioserxx.dll への依存性

このリリースでは、EJB セッション レコーダーに対して、J2EE_HOME システム変数が J2EE の特定のバージョンへのパスで定義されている必要があります。このパスは、J2EE の主要なインストール パスにします。たとえば、J2EE_HOME=C:¥j2sdkee1.2.1 のように指定してください。

J2EE.jar ファイルは ioserxx.dll に依存し、このファイルはインストールした J2EE の nativeLib ディレクトリに配置されます。したがって、J2EE_HOME システム変数に指定した J2EE のシステム パスに、nativeLib ディレクトリへのパスを含める必要があります。たとえば、PATH=%PATH%;C:¥j2sdkee1.2.1¥nativelib のように指定します。

J2EE が ioserxx.dll を見つけることができない場合、セッション レコーダーは配置された EJB に接続できません。

Sun J2EE Reference Server v1.2.1 を使用する isIdentical() メソッドの問題

Sun J2EE Reference Server に接続する場合、セッション Bean で isIdentical() メソッドを呼び出すと、常に TRUE が返されます。この障害は、Java のバグ データベースに登録済みです。現在のところ、この問題に対する解決策はありません。

WebLogic 6.1 における CLASSPATH の補足要件

EJB セッション レコーダーを使用する場合、WebLogic 6.1 JAR ファイルの weblogic.jar と Xeces XML JAR ファイルの xerces.jar ファイルの間に競合が発生します。これは、両方の JAR ファイルに名前の同じパッケージがいくつか含まれるためです。ただし、同じクラスはありません。結果として、CLASSPATH で WebLogic 6.1 の JAR ファイルが Xerces の JAR ファイルよりも先に指定されている場合、テスト スクリプトを生成しようとすると、EJB セッション レコーダーにより、クラスとメソッドが不足しているというエラーが生成されます。

EJB セッション レコーダーで Java テスト スクリプトを生成するには、CLASSPATH で、WebLogic 6.1 の JAR ファイルを Xerces の JAR ファイルの後に挿入する必要があります。

EJB セッション レコーダーと VAJ に関する問題

VAJ 3.5 または VAJ 4.0 からでは、EJB セッション レコーダーによるテスト スクリプトの生成が正常に動作しない場合があります。EJB セッション レコーダーからテスト スクリプトを生成するときに、テスト スクリプト ファイルが見つからない場合は、作成された XML ファイルを使用してスクリプトを生成してみてください。EJB セッション レコーダーを Rational QualityArchitect Console から起動します。 [EJB Session Recorder] ウィンドウが表示されたら、メイン メニューで [Tools] をポイントし [Generate Test Script] をクリックします。 テスト XML ファイルの場所を参照し、テスト スクリプト情報を入力します。これで、テスト スクリプト ファイルが正常に生成されます。

Java アプリケーションをテストする際の、Windows NT システムでの検証ポイントに関する問題

Windows NT オペレーティング システム上で検証ポイントを挿入した後、シナリオ テスト ジェネレータがフリーズするという問題があります。

検証ポイントをテスト スクリプトに手動で入力する必要があります。

メソッド パラメータの Long 型定数値に関する問題

EJB セッション レコーダーを使用して EJB テスト スクリプトを記録する場合、[Parameter] パネルで入力値のパラメータ名を指定せずに、メソッドの引数への入力として long 型の定数値を 入力すると、生成されるスクリプトは正常にコンパイルされ実行されません。

たとえば、次のメソッドの呼び出しを記録する場合を考えます。

getBalance(long acctID,String acctType)

生成されたテスト スクリプトは、次のようになります。

getBalance(988724556667,"Checking")

この場合、定数値の 988724556667 は正しく long 型に変換されません。使用する IDE と コンパイラに応じて、コンパイル エラーやアプリケーション サーバー エラーが発生します。

対策として、次に示すように、生成されたソース コードを編集して定数値の末尾に L を付加してください。

GetBalance (988724556667L,"Checking")

セッション記録中における複数の java.lang.Object remoteObject の使用

EJB セッションの記録中に、EJB ウィザードを使用して EJB をパラメータとしてメソッド呼び出しに挿入するか、セッションで複数の EJB に接続する場合、テスト スクリプトで変数 java.lang.Object remoteObject が複数回宣言されます。この場合、スクリプトのコンパイル時にエラーが発生します。これを修正するには、最初の宣言だけを保持し、それ以外のすべての繰り返しを削除します。次のスクリプト例では、繰り返された宣言を太字で示しています。

java.lang.remote remoteObject;

remoteObject =initContext.lookup("ExecuteTransaction");

etc

etc

java.lang.remote remoteObject;

remoteObject =initContext.lookup("Checking");

コンパイル エラーを回避するには、2 番目の宣言を削除します。スクリプトは次のようになります。

java.lang.remote remoteObject;

remoteObject =initContext.lookup("ExecuteTransaction");

etc

etc

remoteObject =initContext.lookup("Checking");

SQL Server データベースに接続する際の、EJB Query Design ウィザードに関する問題

SQL Server データベースに接続する際に、次のような問題が発生します。

·         Sun Jdbc Odbc ドライバ (sun.jdbc.odbc.JdbcOdbcDriver) を使用して、EJB Query Design ウィザードで作業する場合、データベースの列を選択すると次のメッセージが表示されます。

Error:Could not retrieve the database table columns [Microsoft][ODBC SQL Server] Connection is busy with results for another hstmt

この問題を回避するには、SQL 文を手動で入力します。

·         Microsoft SQL Server Driver (com.microsoft.jdbc.sqlserver.SQLServerDriver) を使用する場合、解析エラーが発生し、データがデータプールに正しく書き込まれません。

この問題を回避するには、データプールのドライバ、URL、ユーザー名、パスワード、SQL 文の列を変更して、情報を正しく反映させます。

コード生成に関する問題

EJB テスト コードを生成する場合は、モデルに javax パッケージへの参照が含まれている必要があります。J2EE テンプレートを使用して新しいモデルを作成するか、[File] メニューの [Units] をポイントし、[Load] をクリックして [javax.cat] を選択することをお勧めします。

 

ドキュメントの変更

「Deploying Stubs Permanently to a WebLogic Server」セクション

『Rational QualityArchitect User's Guide』の該当する項に、次に示す手順が記載されていません。

WebLogic 5.1 の場合

WebLogic 5.1 アプリケーション サーバーを再起動する前に (ステップ 14)、wlconfig.exe ユーティリティを実行する必要があります。このユーティリティにより、必要な Rational JAR ファイルがアプリケーション サーバーの CLASSPATH に追加されます。ユーティリティを実行するには、コマンドラインで次のように入力するか、次のテキストを記述したバッチ ファイルを作成します。ファイルの場所は、インストール状況に応じて変更してください。

c:¥weblogic¥bin¥wlconfig.exe -Dweblogic.class.path=c:¥weblogic¥lib¥weblogic510sp7.jar;c:¥weblogic¥license;
c:¥weblogic¥lib¥weblogicaux.jar;c:¥weblogic¥mssqlserver4v70¥classes;
c:¥weblogic¥myserver¥serverclasses;c:¥weblogic¥classes;
"c:¥program files¥rational¥rational test¥rttssjava.jar;"
"c:¥program files¥rational¥rational test
¥QualityArchitect¥rational_ct.jar;"
"c:¥program files¥rational¥rational test¥tsea\rttseajava.jar"

WebLogic 6.1 の場合

WebLogic 6.1 アプリケーション サーバーを再起動する前に (ステップ 14)、2 つのコマンド ファイルのいずれかを編集する必要があります。編集するファイルは、Default アプリケーション サーバーと Example アプリケーション サーバーのどちらを実行しているかに応じて決まります。コマンド ファイルは、サーバーを再起動すると実行されます。

  • Default サーバー

C:¥bea¥wlserver6.1¥config¥mydomain¥startWeblogic.cmd ファイルを次のように編集します。

Set CLASSPATH=.;.¥lib¥weblogic_sp.jar;.¥lib¥weblogic.jar;"C:¥Program Files¥Rational¥Rational Test¥QualityArchitect¥rational_ct.jar";"C:¥Program Files¥Rational¥Rational Test¥tsea¥rttseajava.jar";"C:¥Program Files¥Rational¥Rational Test¥rttssjava.jar"

  • Example サーバー

C:¥bea¥wlserver6.1¥config¥examples¥startExamplesServer.cmd ファイルを編集して、CLASSPATH を次のように変更します。

Set CLASSPATH=.;.¥lib¥weblogic_sp.jar;.¥lib¥weblogic.jar;
.¥samples¥eval¥cloudscape¥lib¥cloudscape.jar;.¥config¥examples¥serverclasses;"C:¥Program Files¥Rational¥Rational Test¥QualityArchitect¥rational_ct.jar";"C:¥Program Files¥Rational¥Rational Test¥tsea¥rttseajava.jar";"C:¥Program Files¥Rational¥Rational Test¥rttssjava.jar"

COM Test Scripts Fail to Run from TestManager

このトラブルシューティングの項で説明しているエラー メッセージは正しくありません。

状況

COM テスト スクリプトを TestManager から実行できません。次のようなエラー メッセージが表示されます。

Compiling Test Scripts ...

Error GetFile Timestamp()from ...

 .

 .

 .

0 warning(s), 1 error(s)

Fatal compiler error, run terminated

正しいエラー メッセージは、次のとおりです。

Compiling Test Scripts ...

Error compiling .rc file

0 warning(s), 1 error(s)

Fatal compiler error, run terminated

 

 

IBM Rational ソフトウェア サポートへの問い合わせ

サポートの資格をお持ちのすべてのお客様は、電話や電子メールによるサポートもご利用になれます。 詳しくは、http://www.ibm.com/jp/software/rational/support/ をご参照ください。

IBM Rational ソフトウェア サポートのインターネット サイトでは、ユーザーが自分でサポート情報を検索することができます。 IBM Rational ソフトウェア サポートのホームページは、http://www.ibm.com/software/rational/support/ で参照できます。各国のサポートに関する連絡先は、www.ibm.com/planetwide/ を参照してください。