バージョン 2003.06.13 2004 年 9 月
最終更新日: 07/30/2004
資料 ID:Gl23-7202-03
本ソフトウェア (「本著作物」) は、アメリカ合衆国その他の国々の著作権法及び種々の条約により保護されています。IBM Corporation の文書による事前の同意を得ることなく本著作物を複製し又は頒布することは、禁じられています。
このリリース ノートには、この製品のリリース準備中の時点での正確な情報が含まれています。最新ファイルは IBM Publications Center で入手可能です。GI23-7202-03 (日本語版)、GI23-7201-03 (英語版) で最新バージョンを検索してください。IBM Publications Center を検索するには www.ibm.com に移動して、検索フィールドに "IBM Publications Center" と入力してください。
本書で説明され、このサービス リリースに含まれる製品の変更は、以下の製品が対象となります。
以下のバージョンから更新する場合は、pplus_readme_sr.html を参照してください。
サービス リリース ノートには以下が含まれます。
このリリース ノートでは、このリリースでサポートされるプラットフォームと既知の問題を含む PurifyPlus インストールと使用法に関する重要な情報を示します。
PurifyPlus のコンポートネントには以下が含まれます。
このリリース ノートでの 「PurifyPlus」 に対する記述は、Purify、Quantify、PureCoverage のすべてに該当します。
以下に、形式の指定機能の使用例を示します。
purify /save-data=foo%d.pfy foo.exe
この場合、最初のランにより foo0.pfy が作成されます。2 回目のランにより foo1.pfy が作成されます。
また、指定機能によりファイル名に使用する数値の文字数を決定する幅の値を含むことも可能です。例:
purify /save-data=foo%3d.pfy foo.exe
この場合、最初の 2 回のランにより生成される出力ファイルは foo000.pfy と foo001.pfy です。
'%' 文字の後に幅(オプション)の値と 'd' の文字が無い場合は、'%' は省略され、後に続く文字は保持されます。実際に '%' を含むファイル名を生成するには、'%%' を使用します。
メモ:Quantify と PureCoverage に対しては、QuantifySaveData() と CoverageSaveData() API を個々に使用する場合には保存されるファイル名も変更されます。
モニタは Windows のシステム トレイ アイコンとして実装されます。モニタを開始するには、AspNetMon.exe (通常は C:\Program Files\Rational\Common にあります) を実行します。モニタの開始後、Windows のタスクバーのトレイのエリアに小さな信号機のアイコンが表示されます。赤信号はプロファイリングがすべての PurifyPlus 製品に対して無効であることを示します。青信号はプロファイリングが Purify、Quantify、Coverage のいずれかに対して有効であることを示します。マウスのカーソルをモニタ アイコン上に移動して現在のモニタ状況 (有効か無効) と、プロファイリングが有効になっている製品名 (Purify、Quantify、Coverage のいずれか) を表示します。
モニタのステータスを変更するには、システム トレイのモニタ アイコンを右クリックします。ポップアップ メニューで次の選択肢が表示されます。
すべての PurifyPlus 製品に対するプロファイリングを無効にするには [ASP.NET モニタを無効にする] を選択し、1 つの製品でプロファイリングを有効にするには [<productName> に対して ASP.NET モニタを有効にする] を選択します。
開始するとオペレーティング システムが再起動されるまでモニタが継続的に実行されます。モニタを自動的に開始するには、[すべてのユーザー] の [スタート] メニューのスタートアップ フォルダに AspNetMon.exe へのショートカットをコピーします。
ASP.NET アプリケーションに対するデータを取得するには、Purify、Quantify、PureCoverage のいずれかの GUI からスナップショットを取るか、上記の通りモニタを無効にします。
PurifyPlus 製品に関する追加の説明書を以下の場所から取得できます。
以下の項では、このバージョンの PurifyPlus でサポートされているプラットフォームとインストール要件の概要を示します。
項目 | ハードウェアの要件と推奨事項 | ||
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オペレーティング システム |
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ハードウェア |
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インストールに必要なディスク容量 |
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追加のディスク容量 (インストゥルメンテーション キャッシュを許容するために必要) |
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項目 | ソフトウェアの要件と推奨事項 | ||
サード パーティのアプリケーションとの統合 | コンパイラ
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デバッガ
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IDE とアプリケーション サーバー | 統合開発環境
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展開アプリケーション サーバー
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ランタイム環境 |
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Rational のマニュアル | オンライン PDF ファイルを表示するには、Adobe Acrobat Reader 4.x 以上が必要です。Adobe Acrobat Reader は、http://www.adobe.co.jp/ から無料でダウンロードできます。 |
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言語サポート | PurifyPlus は、英語版以外の以下のオペレーティング システム上にインストールできます。
|
Rational セットアップ ウィザードを実行すると、デスクトップから古いバージョンの Rational 製品 (Rational ライセンスを含む) を削除するためのプロンプトが表示されます。ユーザーまたはそのシステムの管理者は、Rational 製品をアップグレードする前に必ず Rational Upgrade Center をご覧ください。
PurifyPlus を IBM WebSphere Application Developer 5.1に統合するには、PurifyPlus と IBM シェルを同じドライブにインストールする必要があります。
古いバージョンの Rational 製品がコンピュータにインストールされている場合は、インストール中に警告ページが表示されます。サイレント インストールを設定するときはこのメッセージに得に注意し、ユーザーがすべての Rational 製品をアップグレードする手順を実行することを確認してください。サイレント インストールを実行するユーザーに対しては、この警告メッセージは表示されません。このメッセージは、ユーザーのインストール ログ ファイルに表示されますが、インストール完了後にユーザーがログ ファイルの確認を忘れる可能性があります。
デフォルトでは PurifyPlus は Eclipse シェルを有効なインストール環境として認識しません。これを有効と認識させるには新規のレジストリ キーと関連値を作成する必要があります。
Eclipse シェルへの PurifyPlus の企業展開が必要な場合、ターゲットの Eclipse シェルに関する情報を、PurifyPlus の製品 CD-ROM の \DISK1\SITEPREP にある .dat ファイルに最初に登録する必要があります。ターゲットを登録するには、以下の形式でカンマと新規値を .dat ファイルの IDE_SHELL_DYNAMIC_OPTIONS= 行に追加します。
Eclipse:2.0:<Eclipse シェルのレジストリ キー>:<ユーザーに対して表示されるテキスト>:<使用可能なホスト シェルのリストに表示される名前>
メモ:上記の例は Eclipse のバージョンが 2.0 であることを前提としています。2.0 以外のバージョンに対しては単にバージョン番号を適切な値に変更します。
PurifyPlus や PurifyPlus の個々のコンポーネントのインストールに失敗すると、Microsoft Office 製品が起動しなくなることがあります。そのような場合には、以下のエラー メッセージを受け取ることがあります。「使用しようとしている機能は、利用できないネットワーク リソース上にあります。」
この問題を解決するためにはコンピュータを再起動します。
IBM Rational 製品をアップグレードする前に Rational Upgrade Center へ行き、製品を選択します。
メモ:2002.05.20 以前のバージョンからアップグレードを行う場合は、IBM Publications Center で [upgrade] を検索し、以前のリリース情報のアップグレード情報を確認します。
フローティング ライセンスを使用している場合は、デスクトップ コンピュータで Rational License Key Administrator を起動する前にライセンス サーバー システムが実行されていることを確認してください。License Key Administrator が実行されていないと、ライセンス取得時にエラーが返されます。
この項では、PurifyPlus を、Rational 製品とサードパーティ ソフトウェア製品を含む他社の製品と併用する場合の、特別な注意事項について説明します。
すべての Rational 製品はリリース間で同期がとられています。複数の Rational 製品を 1 台のコンピュータにインストールする場合や、同じネットワーク環境内の複数のコンピュータにインストールする場合は、すべての製品のバージョン番号を一致させる必要があります。これは、Rational 製品が製品間で密接に統合されているためです。
Rational は Websphere Studio Application Developer や Microsoft Visual Studio などの IDE 内に PurfyPlus 統合を構成するための軽量ツールを提供しています。このインストール後構成ツール (PICT) は PurifyPlusのインストール後に IDE をインストールし、統合を構成する場合に便利です。このインストール構成ツールの詳細とツール自体へのアクセスは http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg24006555 を参照してください。
PurifyPlus の現在のバージョン (v2003.06.00 - v2003.06.13) には、XDE バージョン 1.0 または XDE バージョン 1.1 との互換性がありません。これらの製品がシステムにインストールされている場合は、PurifyPlus Visual Studio .NET 統合をインストールしないでください。
サポートされているほかの Windows NT/2000 Server システムと同様に、Windows Terminal Server コンソール システムでも PurifyPlus をインストールし、実行することができます。
Terminal Server クライアントで Rational 製品を使用する場合は、フローティング ライセンスを使用するようにコンソール システムを構成する必要があります。
Purify は Sun JVM 1.3.0 HotSpot をサポートしていません。JVM 内でプロファイリング インターフェイスを実装すると、安定したメモリ割り当ての通知は生成されず、プロファイリング情報の信頼性が損なわれます。Quantify と PureCoverage はこの問題による影響を受けず、この JVM を完全にサポートします。
この JVM には、Purify とのメモリ プロファイリングに影響する安定性の問題があります。これらの問題は JVM 1.3.1_01 で解決済みです。
デフォルトでは PurifyPlus ヘルプ システムは Visual Studio .NET 2003 IDE 内に統合されません。PurifyPlus ヘルプを統合するには、以下の手順に従います。
この時点で Rational PurifyPlus ヘルプは Visual Studio .NET 2003 Combined Help Collection の一部となります。
メモ:上記の指示は 2003 年よりも前の Visual Studio .NET リリース バージョンに該当しません。
項目 | 対象製品 | 制限 | ||
---|---|---|---|---|
AppInit_DLLs | PurifyPlus | dll が the AppInit_DLLs レジストリ キー経由で挿入されると、挿入されたライブラリのインストゥルメントに失敗するため PurifyPlus は正しく機能しません。PurifyPlus が正しく機能するには、キーを使用するアプリケーションをアンインストールし、システムを再起動する必要があります。ユーティリティ ComSpyNT はこのレジストリ キーを使用することが知られています。 | ||
Visual C++ | PurifyPlus | Visual C++ で [エディット コンティニュ] を使用した、実行中のインストゥルメントされているプログラムへの変更の適用はサポートされていません。 | ||
SetWindowsHook | PurifyPlus |
PurifyPlus と、SetWindowsHook() と SetWindowsHookEx() を使用するアプリケーション間では互換性の問題があります。通常これらの互換性の問題は、フック DLL の最小インストゥルメンテーションを使用して解決することができます。
SetWindowsHookEx() API はインストゥルメントされたプログラムで無効になっています。これはインストゥルメントされたアプリケーション内のインストゥルメントされていないコードによるフックを回避するためです。この問題の回避方法については Rational Software の技術サポートに連絡してください。 |
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Stdin | PurifyPlus | [プログラムの実行] ダイアログ ボックスを使用してプログラムのインストゥルメントと実行を行う場合は test.exe < test.txt のような stdin リダイレクト要求を使用できません。このため、代わりにコマンド ライン インターフェイスを使用します。 | ||
argv[0] | PurifyPlus | ネイティブでインストゥルメントされたアプリケーションでは、argv[0] はインストゥルメントされたファイル名に設定されています。アプリケーションが argv[0] の固有値に依存する場合は、[設定] メニューの [実行可能プログラムの設定] から [ファイル] タブを選択して、[インストゥルメントしたファイルの名前] でインストゥルメントしたファイルの名前を指定することができます。 | ||
デバッグ データ | PurifyPlus | PurifyPlus はモジュールで NB05 デバッグ データ形式の使用をサポートしていません。PurifyPlus で使用するデバッグ情報を更新するには、Microsoft Visual Studio に含まれる cvpack ユーティリティ プログラムを使用することができます。これを行うにはモジュールのバックアップ コピーを作成してから、モジュールで cvpack を実行します。これにより新規デバッグ情報によりモジュールが上書きされます。 | ||
Instrumentation | PurifyPlus |
以下の場合にはファイルのインストゥルメンテーションが失敗します。
|
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cache ディレクトリ | PurifyPlus | PurifyPlus は cache ディレクトリの設定に対する汎用名前付け規則 (UNC) をサポートしません。ネットワーク ドライブをリモート コンピュータで cache ディレクトリを指定するように割り当てる必要があります。 | ||
VirtualAlloc | PurifyPlus | PurifyPlus は実行可能なコードを含む VirtualAlloc の領域をサポートしません。コードはデータ セクションの一部と解釈され、インストゥルメントされません。 | ||
再配置 | PurifyPlus | インストゥルメントしたアプリケーションに対するソース ライン情報を提供するために PurifyPlus は再配置のデータを必要とします。アプリケーションに必要な最配置が含まれていることを確証するには、実行可能ファイルをビルドする際に Visual C++ リンカ オプション [/FIXED:NO] を使う必要があります。 | ||
ハード コードされたアセンブリ | PurifyPlus | PurifyPlus はハード コードされたアセンブリを含むモジュールをサポートしません。正常な動作を確証するには、これらのモジュールを [除外] モードでインストゥルメントする必要があります。 | ||
日本語版パック | PurifyPlus | Windows XP の日本語パック内における同期の問題があるため、PurifyPlus はインストゥルメントされたプログラムデフォルトのキーボード設定を日本語から英語に変更する必要があります。変更する前にこの変更の確認を求めるダイアログ ボックスが表示されます。 | ||
WebSphere と日本語のファイル名 | PurifyPlus |
WebSphere Studio Workbench 2.0 と WebSphere Studio Application Developer 5.0 内にある日本語を含むファイル名が正しく表示されない場合があるという問題があります。日本語を名前に含むファイルを .zip ファイルにエクスポートすると、.zip ファイル名が破壊されます。名前に日本語が含まれた状態で Java クラスを作成すると、ファイルは作成されますがファイルにクラス名は追加されません。
この問題を回避する既知の解決方法はありません。これらのシナリオでの日本語の使用を避けてください。 |
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Eclipse シェルへの PurifyPlus のインストール | PurifyPlus | デフォルトでは PurifyPlus は Eclipse シェルを有効なインストール環境として認識しません。これを有効と認識させるには、Eclipse シェルへの PurifyPlus のインストールを参照してください。 | ||
非管理者としての実行 | PurifyPlus |
PurifyPlus のデフォルト cache ディレクトリは通常 c:\Program Files\Rational\PurifyPlus ディレクトリのインストール フォルダにあります。管理者権限を持たないユーザーは Program Files フォルダに対する書き込みアクセス権を持たないため、cash ディレクトリを作成できない、または cash ディレクトリに書き込めないという内容のエラー メッセージが PurifyPlus により表示されることがあります。この問題を解決するには非管理者のユーザーは、PurifyPlus が cache ディレクトリを書き込み可能なフォルダにポイントするように、次のように環境変数を定義することが推奨されます。 RATL_PQC_PROFILE_DIR=<書き込み可能なフォルダ> と設定 - 例: ユーザーのプロファイル ディレクトリ 詳細情報は PurifyPlus オンライン ヘルプの 「ファイルとファイルの場所」の項目を参照してください。 |
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SetErrorMode | Purify | SetErrorMode() は、Windows アプリケーションのエラー メッセージ ボックスを含むすべてのシステム レベルのメッセージ ボックスを無効にします。 Purify のツールバーにある SetErrorMode() を呼び出す [エラー発見時に中断] ボタンを有効にすると、[エラー表示] ウィンドウにあるアクセス エラーが表示されますが、アプリケーション エラーのメッセージ ボックスは表示されずプログラムは継続して実行されます。 | ||
デバッグ | Purify | Purify はレジストリにおけるデフォルトの AeDebug Debugger エントリに基づきデフォルトのデバッガを割り当てます。Microsoft Visual Studio がインストールされていないと、登録されたプログラムは完全なデバッグをサポートしない可能性があります。 | ||
リストにないソース ファイル | PureCoverage | Visual Basic 6.0 プロジェクトと p-code に対して、PureCoverage はどのプロシージャも実行されないソース ファイル (0% プロシージャのカバレッジのソース ファイル) をリストに表示しません。これらのファイルは VB6 のネイティブでコンパイルされた実行可能ファイルとしてリストされています。 |
以下の表には、2003.06.10 バージョンの PurifyPlus に関する既知の問題が一覧表示されています。2003.06.10 以降のサービス リリースで解決済みの問題は、灰色で表示されています。
項目 | 製品 | 変更依頼 | 説明 |
---|---|---|---|
デバッグ | PurifyPlus | RATLC00031747 | Visual Studio .NET 内から管理アプリケーションをデバッグする際に PurifyPlus を使用中の場合、ブレークポイントや単独ステッピングの設定は失敗します。この問題は Visual Studio .NET 固有のものです。Visual Studio .NET 2003 ではデバッグは正常に行われます。 |
WebSphere 統合 | PurifyPlus | RATLC00374316 |
PurifyPlus が WebSphere Studio Application Developer (WSAD) 5.1 か関連する開発環境に統合されており、プロジェクトがデバッグ モードで WebSphere version 5.0 Server か Test Environment を使用している場合、PurifyPlus 統合機能コマンドのいずれも影響を受けません。これは WSAD がデバッグ モードでサーバーを実行するために使用する JVM での非互換性が理由です。ここに記述されている問題と回避方法は WSAD 5.1 が WebSphere Application Server 5.0 か WebSphere Test Environment 5.0 をデバッグ モードで実行している際に該当しますが、これらのコンポーネントのそれ以前のバージョンには該当しません。
この問題を解決するには、影響を受けるすべてのサーバーの設定を開き、[デバッグ・モードでのホット・メソッド置換を可能にする] オプションを無効(選択を解除)にします。ワークスペースのサーバー設定の一覧は J2EE パースペクティブの J2EE 階層ペインにある [サーバー] の項目として表示されます。この変更の結果、WSAD は WebSphere Application Server か WebSphere Test Environment を、互換性のない JVM を使用しないように実行します。 WSAD から Java プログラムを実行する他の方法 (非デバッグ モード、プロファイリング モード、プラグイン開発、独立型アプリケーション) は、回避対策が必要でないように互換性のない JVM を使用しないというものです。この JVM の非互換性は、WSAD バージョン 5.1.1 で解決済みです。 |
デバッグ | PurifyPlus | RATLC00369792 | Visual Studio .NET と Visual Studio .NET 2003 内では PurifyPlus の有効化ボタンは非管理アプリケーションに対して無効です。PurifyPlus が有効な状態で非管理アプリケーションを実行するには、PurifyPlus コンポーネントの 1 つに対して [実行] メニューの項目を選択する必要があります。例えば、Purify が使用される状態で非管理アプリケーションを実行するには、[PurifyPlus] の [Purify] で [実行] を選択します。Purify を使用している状態で非管理アプリケーションをデバッグするには、[実行] ダイアログで [デバッガを使用して実行する] が選択された状態の独立型 Purify GUI からアプリケーションを実行する必要があります。現在 PureCoverage や Quantify が有効な状態で非管理アプリケーションをデバッグすることはできません。 |
java.exe と javaw.exe のインストゥルメント | PurifyPlus | RATLC00512789 2003.06.13 にて修正済み | ネイティブ コードでランタイム データを収集するために java.exe や javaw.exe をインストゥルメントすると PurifyPlus は jvm.dll の検出に失敗します。この問題を解消するには PurifyPlus cache ディレクトリと jvm.dll を含むディレクトリを、ユーザーの PATH 環境変数に追加します。 |
java.exe と javaw.exe のインストゥルメント | PurifyPlus | RATLC00515516 | ネイティブ コードでのランタイム データを収集するために java.exe または javaw.exe をインストゥルメントする場合、エラー メッセージ entry point _resetstkoflw is not found in Pmvrt.dll が生成されます。これは Windows Server 2003 システムで発生しています。この問題を回避するために、java.exe と javaw.exe があるディレクトリで msvcrt.dll ファイルを除去 (またはリネーム) します。その後、Purify (または Quantify、PureCoverage) のキャッシュをクリアし、再実行します。 |
選択インストゥルメンテーションと ASP.NET | PurifyPlus | RATLC00370331 |
PurifyPlus を使用して ASP.NET アプリケーションを選択的にインストゥルメントすることはできません。この機能を有効にするために必要なオプションは実行中のアプリケーションに正しく渡されません。この問題はシステムの環境変数を設定することにより解決することができます。Purify では、この問題を以下により解決することができます。
PURIFYOPTIONS=sys_ini_filename="<User Profile>\Application Data\Rational\Purify\purifyw_pure.ini" この場合の <User Profile> はシステムが返した Windows のユーザー プロファイル ディレクトリの場所です。 |
XDE の使用不可機能 | PurifyPlus | RATLC00239418 2003.06.01 にて修正ずみ |
PurifyPlus をアンインストールすると Rational XDE の機能が破損する可能性があります。PurifyPlus のアンインストール後に XDE のエラー メッセージ [Modeler エラー] が表示される場合やモデルを公開できない場合には、機能を復元するために次の手順に従います。
|
XDE Tester を使用した PurifyPlus の追加セッション | PurifyPlus | RATLCC00371993 2003.06.01 にて修正ずみ |
PurifyPlus を XDE Tester と併用すると、ブラウザに XDE Tester ログを表示する PurifyPlus の追加セッションが開始します。このセッションを開始しないためには PurifyPlus ディレクトリ (通常 C:\Program Files\Rational\PurifyPlus) にある profile.ini を変更します。CommandLineStopList セクションに以下の行を追加します。 XDETesterPat=log.htm |
サービスとして実行している .NET アプリケーションのプロファイリング | PurifyPlus | RATLC00031871 |
Windows Service として実行している .NET アプリケーションを正しくプロファイルするには、以下の手順に従います。
この場合 <製品> は、Purify、Quantify、PureCoverage のいずれかです この場合 <EXE のベース名> は、サービス実行可能ファイルのベース名です(例: foo は foo.exe のベース名) |
アンインストールにより .NET 統合は削除されない | PurifyPlus | RATLC00372000 2003.06.12 にて修正済み | PurifyPlus をアンインストールしても .NET 統合は完全に削除されません。残りの PurifyPlus メニューとツールバーのエントリを削除するには devenv /setup を実行します。 |
ASPNetMon を ASP.NET 2003 と共用することができない | PurifyPlus | RATLC00446505 2003.06.01 にて修正済み |
PurifyPlus は Microsoft ASP.NET 2003 の ASPNetMon ユーティリティ経由でプロファイリング情報を収集することができません。この回避対策として以下の手順に従います。
この場合 <製品> は、Purify、Quantify、PureCoverage のいずれかです |
JNI | Quantify | RATLC00369104 | Java の JNI インターフェイス経由で起動したネイティブ コードをプロファイルする際に Java のランタイムは例外を提示して中断することがあります。これはネイティブ コードを インストゥルメントする際に Quantify のオプションで [profiler-runtime-flags=4] を指定することにより回避することができる既知の問題です。これにより JNI 経由で返される機能に対して通常よりも長い下位関数時間が表示される可能性がありますが、これは正しい機能時間です。 |
データ設定操作 | Quantify | RATLC00369110 | サブツリー データのフォーカスや消去などのデータ設定操作により、 F や F+D 時間が変更されるのみでなく、コメント付きのソースを持つ特有の機能が削除される可能性もあります。現在、行レベルで収集されたいずれのデータも、データ設定操作中に変更されません (これはデータセット全体の合計を反映します)。 |
PurifyPlus ファミリ製品を 日本語版の Windows NT4 SP6a 環境で実行できない | PurifyPlus | RATLC00374253 2003.06.12 にて修正済み |
Purify、Quantify、PureCoverage を日本語版の Windows NT4 環境でご利用の場合、 システムがハングすることがあります。この問題を回避するには、英語キーボードのレイアウトを設定してください。Windows NT でこれを行うには、以下の手順に従います。
|
次の表で、PurifyPlus ファミリー製品について、各サービス リリースで解決済みの問題について説明します。
製品 | 変更依頼 | 説明 |
---|---|---|
PurifyPlus | RATLC00365016 | Intel Prescott プロセッサの新しい命令に関するサポートの追加 |
PurifyPlus | RATLC00512789 | javaw.exe の実行中に jvm.dll リソースが見つからない |
Purify | RATLC00369375 | ネストされた例外に関して Purify が誤ったレポートを出す |
Purify | RATLC00372193 | C++ アプリケーションで Java JVM を呼び出すときに、「user32.dll がメモリ内で移動されています」というメッセージが生成されます。 |
Purify | RATLC00374092 | VS.NET 2003 で、/FIXED:NO を指定するとアプリケーションがクラッシュするが /FIXED を指定するとクラッシュしない |
Purify | RATLC00374939 | 非管理モードで、インストゥルメントされた Internet Explorer C# プラグインがクラッシュする |
Purify | RATLC00375129 | Windows XP で VC++7.1 を使用すると、PdhAddCounter() で 1BSR エラーが報告される |
Purify | RATLC00456806 | インストゥルメントされた NutCracker アプリケーションによって一貫性のないメモリ リークが報告される |
Quantify | RATLC00373853 | 実行が取り消されると、正しくないタイムスタンプが生成される |
Quantify | RATLC00374640 | マップ ファイルがテスト実行ファイルと同期していない場合、「アキュムレータ テーブルの作成中にエラーが発生しました」というメッセージが生成される |
PureCoverage | RATLC00366204 | Java インターフェースと抽象クラスを Coverage で登録するべきではない |
PureCoverage | RATLC00368928 | Coverage を IDE に統合するときに、Visual Basic 6 で IDE でアプリケーション エラーが発生する |
PureCoverage | RATLC00376638 | PureCoverage が予期しないメッセージ「フィルタ ファイルを開けません」を生成する |
製品 | 変更依頼 | 説明 |
---|---|---|
PurifyPlus | RATLC00372000 | PurifyPlus をアンインストールしても Visual Studio .NET 統合が削除されない |
PurifyPlus | RATLC00373114 | .pfy ファイルの保存と再ロード時に Purify のユーザーインターフェイスが引数を失う |
PurifyPlus | RATLC00373211 | Microsoft Excel XP を PurifyPlus でインストゥルメントすると正しく実行さない |
PurifyPlus | RATLC00374092 | Visual Studio .NET 2003 の /FIXED:NO リンカ オプションでビルドするとアプリケーションがクラッシュする |
PurifyPlus | RATLC00374093 | 選択インストゥルメント リストの内の最初のモジュールのみがインストゥルメントされる |
PurifyPlus | RATLC00374765 | Windows 2003 Server で実行される際に PurifyPlus により Visual Studio .NET 2003 がクラッシュする |
PurifyPlus | RATLC00374799 | システム上の JVM の数が 16 を超えると PurifyPlus GUI がクラッシュする |
Purify | RATLC00372551 | Windows 2003 Server でインストゥルメントされたアプリケーションがクラッシュする |
Purify | RATLC00373005 | Visual C++ .NET でアプリケーションをビルドすると Purify により不正な FMM エラーが発生する |
Purify | RATLC00373098 | Purify により不正な EXU メッセージが発生する |
Purify | RATLC00373121 | Purify は Visual Studio .NET 2003 デバッガを起動できない |
Purify | RATLC00373350 | Purify メモリ プロファイリングが、選択的なインストゥルメント手順経由を指定せずにオブジェクトを追跡するためにパフォーマンスが低下する |
Purify | RATLC00374075 | Purify メモリのプロファイリングにより、Windows Terminal Server 環境で実行中にアプリケーションがクラッシュする |
Quantify | RATLC00374424 | スナップショット データを含む .qfy ファイルを開いた後に コール グラフでノードをクリックすると Quantify の GUI がクラッシュする |
Quantify | RATLC00373468 | Quantify スレッドのビューがハングする |
製品 | 変更依頼 | 説明 |
---|---|---|
PurifyPlus | RATLC00051688 | XDE Tester は、2 つの JDK がインストールされていると、インストゥルメント済みアプリケーションに対するユーザーのアクションを記録しない。 |
PurifyPlus | RATLC00370380 | Purify で処理したアプリケーションが Outlook XP でクラッシュする。 |
PurifyPlus | RATLC00371246 | Microsoft Visual Studio .NET で、PurifyPlus Navigator のコンテキスト メニューで欠落している項目がある。 |
PurifyPlus | RATLC00371516 | PurifyPlus は Microsoft Windows XP SP1 のネイティブ アプリケーションにリンクされている管理モジュールを処理できない。 |
PurifyPlus | RATLC00371993 | PurifyPlus が XDE Tester のブラウザ セッションを正しくモニターしない。 |
PurifyPlus | RATLC00372422 | PurifyPlus のプルダウン メニューのアクセラレータが既存の Microsoft Visual Studio .NET のアクセラレータと競合する。 |
PurifyPlus | RATLC00372495 | PurifyPlus は Application Server モードで Microsoft Terminal Services をサポートしない。 |
PurifyPlus | RATLC00372701 | Windows 2003 Enterprise Server を実行しているアプリケーションで Purify は "重複する挿入" メッセージを表示してエラーを生じる。 |
PurifyPlus | RATLC00372707 | スレッドをサスペンドするアプリケーションは、PurifyPlus でのインストゥルメント時にロックすることがある。 |
PurifyPlus | RATLC00372775 | WebSphere の基本設定のダイアログ ボックスを選択すると PurifyPlus の基本設定のダイアログ ボックスの前面に表示される。 |
PurifyPlus | RATLC00513290 | PurifyPlus Navigator ノードはコンテキスト メニューの [すべて閉じる] を使用しても閉じない。 |
PurifyPlus | RATLC00514239 | 128 文字を超えるソース ファイル パス名を含む Microsoft Windows .NET アプリケーションを PurifyPlus でインストゥルメントするとクラッシュする。 |
Purify | RATLC00368467 | CAD アプリケーションを Purify でインストゥルメントすると致命的なエラーが発生して終了する。 |
Purify | RATLC00371507 | ガーベッジ収集とスナップショットのメニュー項目は、Java や管理アプリケーションが [プログラムの実行] ダイアログ ボックスで実行されていると WebSphere と Microsoft Visual Studio .NET で無効になる。 |
Purify | RATLC00371532 | ネストされた例外を使用しているアプリケーションを Purify でインストゥルメントするとクラッシュする。 |
Purify | RATLC00371753 | ガーベッジ収集メニュー項目は WebSphere や Microsoft Visual Studio .NET 内でガーベッジ収集後に無効のままとなる。 |
Purify | RATLC00371782 | コメント付きソース メニュー項目のオン/オフ状態はビューのコンテキスト メニューとすぐに同期されない。 |
Purify | RATLC00371908 | Purify に ExitOnError オプションに対するサポートを追加する必要がある。 |
Purify | RATLC00371924 | VirtualAlloc() と VirtualFree() を多く使うマルチスレッド アプリケーションを Purify でインストゥルメントするとクラッシュする。 |
Purify | RATLC00372552 | Purify では、該当アドレスに以前割り当てられていた領域よりも小さい領域の MapViewOfFile() を起動するアプリケーションで [Trap bits found in live chunk] メッセージが表示されエラーが発生する。 |
Quantify | RATLC00372068 | Quantify でインストゥルメントするとアプリケーションがハングする。 |
現在ドキュメントに関する既知の問題はありません。
項目 | 対象製品 | メモ |
---|---|---|
デバッグ データ | PurifyPlus | 該当のモードに対する関連のデバッグデータが検出できない場合にシンボリック レベルと行レベルの情報を表示する Purify の能力は限られたものです。作業ディレクトリ内にインストゥルメントする DLL をコピーする際に、関連するすべての .pdb、.dbg、.map ファイルもコピーします。これによりメッセージとプロファイリングの詳細が、最大限の情報を含むことを確証します。デバッグ データが検出されインストゥルメントされたことを確認するには、モジュール インストゥルメンテーション ダイアログ ([設定] メニューから [実行可能プログラムの設定] をクリックし、[PowerCheck] タブを選択して [ インストゥルメントするモジュール] の [構成] ボタンをクリック) を確認してください。 |
カスタム アロケータ | Purify | Purify は一部のカスタム メモリ アロケータをサポートします。カスタム バージョンの new と malloc はメモリを初期化するか、割り当てのサイズを増加する可能性があります。それ自体の細分割り当てを行うカスタムの割り当て方式もサポートされています。オーバーロードされた new、malloc、calloc、realloc、delete、free すべての機能プロトタイプと名前付けの範例は独立型のアロケータに一致する必要があります。さらに、new/delete と malloc/free の呼び出しが一致することが重要です。 |
例外処理 (初回) | Purify | Purify のデバッガでインストゥルメントされたアプリケーションを実行すると、「例外処理 (初回)」 か、アクセス違反のメッセージが表示されます。これらのメッセージを無視しても支障はありません。 |
オブジェクト参照データ | Purify | [データ ブラウザ] ウィンドウ (Java コード対象) の [オブジェクト リスト表示] タブの [オブジェクト + 参照先 (O+R)] 欄にはデフォルトで データはリストされません。O+R の計算には長時間かかる可能性があるため、この計算はオプションです。システムによりこの計算を強制するには [オブジェクト詳細] ウィンドウを表示し、[コールグラフ ペイン] を右クリックして [ライン スケール ファクタ] をポイントし [リニア] または [ライン スケール ファクタ]、[対数] の順にメニュー項目を選択します。 |
ストック サンプル | Purify | Purify はサンプル プログラムをビルドするソース ファイルであるストック プログラムを提供します。ストック プログラムには意図的なエラーが含まれます。Purify や デバッガ外でプログラムを実行しようとすると、プログラムがクラッシュする可能性があります。 |
製品の詳細は IBM Publications Center を参照してください。
サポートの資格をお持ちのすべてのお客様は、電話や電子メールによるサポートもご利用になれます。詳しくは http://www.ibm.com/jp/software/rational/support/ をご参照ください。
IBM Rational ソフトウェア サポートのインターネット サイトでは、ご自分でサポート情報を検索することができます。詳しくは www.ibm.com/planetwide をご参照ください。