V2003.06.13、2004 年 9 月
最終更新日: 2004 年 8 月 9 日
マテリアル ID/パーツ番号GI11-4692-03
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このリリース ノートには、ハードウェアとソフトウェアの要件、互換性、このリリースの既知の問題を含む、IBM(R) Rational(R) RequisitePro(R) のインストール方法と使用法に関する重要な情報が記載されています。
以下はこのドキュメントに記述されこのサービス リリースに含まれる製品の変更です。
これらのリリース ノートはこの製品のリリース準備時点での正確な情報です。このファイルの最新バージョンは IBM Publications Center (http://www.ibm.com/shop/publications/order) から使用できます。これらのリリース ノートの最新版を検索するには、IBM Publications Center で "GI11-4692-03"(日本語版) または "GI11-5901-03" (英語版) を検索してください。(IBM Publications Center を検索するには http://www.ibm.com で検索フィールドに "IBM Publications Center" と入力してください。
以下のバージョンからアップグレードする場合は、『IBM Rational RequisitePro サービス リリース 2003.06.13 リリース ノート』を参照してください。
サービス リリース ノートには以下が含まれます。
プロジェクト管理者が RequisitePro ベースライン マネージャ を使用して、ドキュメント、属性マトリックス ビュー、パッケージ、RequisitePro プロジェクト全体に含まれる要求の RequisitePro ベースラインを作成できるようになりました。更に、プロジェクト管理者が RequisitePro ベースラインを比較し、比較レポートを作成することもできます。メモ :ベースライン マネージャのユーザーは、ベースラインの成果物を含む RequisitePro プロジェクトの管理者グループのメンバーである必要があります。
ベースライン マネージャの機能を使用して以下のタスクを実行できます。
この機能は RequisiteProのプロジェクト管理の一部であるため、RequisitePro からのみ使用可能です。RequisiteWeb からは使用できません。
プロジェクト管理者による RequisitePro の UCM ベースライン作成を可能にした、RequisitePro と IBM Rational ClearCase UCM の統合はこのリリースでも使用可能です。しかし、RequisitePro ベースライン マネージャでは UCM ベースラインの比較はできません。
RequisitePro は IBM Universal Database の RequisitePro プロジェクトのサポートを提供できるようになりました。新しいセットアップ ドキュメント『IBM Rational RequisitePro での DB2 の設定』とその関連スクリプトが、DB2 データベース管理者と RequisitePro 管理者用の構成手順とツールを提供します。
Rational RequisitePro は変更される要求の登録ユーザーのために電子メール通知を提供します。ユーザーは[要求のプロパティ]ダイアログ ボックスや[属性マトリックス]で要求に登録できます。RequisitePro は特定の時間や特定の時間間隔でプロジェクトの改訂を監視し、ユーザーに通知します。RequisitePro が最後の通知以降に発生した新しい改訂入力を検知すると、このサービスは変更された要求に登録しているユーザーに変更情報を含む電子メール メッセージを送信します。詳細は以下の RequisitePro ヘルプの目次の「変更」から「通知」を参照してください。また、ヘルプのトピック「要求変更通知の概要」も参照してください。
Microsoft Word 機能への内部プログラム アクセスが Word COM インターフェイスの使用により拡張されました。これらの改訂によって以下の分野で Word の動作とパフォーマンスが大幅に改善されました。Word バージョン管理、ブックマーク (と要求)処理、メニュー コマンド メソッド、ウィンドウ管理、ドキュメントのオープン、ドキュメントの識別。Word COM インターフェイスを新しく使用することで、Requisite の多くの障害が解決され、更にしっかりとした効率的な Word パフォーマンス向上が促進されます。
RequisiteWeb で、RequisitePro Windows クライアントの[要求のプロパティ]ダイアログ ボックスに対応するタブ付きページを使用し、すべての要求のプロパティーにアクセスできるようになりました。これにより、簡潔なユーザー インターフェイスで要求の作成と編集が一本化されます。タブ付きページには以下が含まれます。
属性マトリックス内で RequisiteWeb の新しい要求を作成できるようになりました。[要求の作成] ボタンが属性マトリックスの各ページの下部に表示され、このボタンから [要求のプロパティ] タブ付きページにアクセスできます。新しい要求は属性マトリックスの要求タイプに初期設定され、その要求を保管した後にマトリックス内に表示されます。詳細は RequisiteWeb オンライン ヘルプのトピック、「要求の作成と修正」を参照してください。
要求属性値を属性マトリックスで直接修正できるようになりました。属性マトリックスで編集を行うと、変更した各値が個別の改訂履歴レコードとして記録されます。詳細は RequisiteWeb オンライン ヘルプのトピック、「要求の作成と修正」を参照してください。
追跡可能性マトリックスは、追跡可能性を管理するために追加された機能で、RequisiteWeb の従来からの機能である属性マトリックスと追跡可能性ツリーのビューを補足するものです。追跡可能性マトリックス ビューには、同じタイプまたは異なるタイプの要求間の関係が示されます。間接的な関係とサスペクト関係を表示するときに、このマトリックスを使用してください。表示される要求には、フィルタとソートを実行できます。
追跡可能性マトリックスで直接 2 つの要求間の追跡可能性関係を追加、削除、修正できるようになりました。また、追跡関係のサスペクト状態を追加、削除できます。詳細は RequisiteWeb オンライン ヘルプのトピック、「追跡可能性の表示と修正」を参照してください。
RequisiteWeb 用の Web サーバーの設定が、次の 5 つの手順で短時間で簡単にできるようになりました。アプリケーションをインストールし、ユーザー名を指定します。次に、SSL を設定します (オプション)。その後、コンピュータを再起動し、プロジェクト リストにプロジェクトを追加します。
お客様のニーズに応えるために、RequisiteWeb のログイン画面とフッターをカスタマイズすることができます。
RequisiteWeb では、ドキュメントの作成、変更、削除が行えます。ドキュメントを作成すると、RequisiteWeb はプロジェクト データベース内の新規ドキュメントを参照します。RequisitePro と同じように、ドキュメントをオフラインにして Microsoft Word でその内容を変更できます。
貴社の顧客、コントラクター、遠距離のチーム メンバーがインターネットを使用して RequisiteWeb にアクセスすることができます。RequisiteWeb を使用してライブの要求データへのインターネットにアクセスすることにより、開発チームと要求の利害関係者間での即時で価値あるフィードバックの交換が可能となります。改訂したドキュメント 『IBM Rational RequisiteWeb のインストールと設定』には、インターネット経由で RequisiteWeb に安全にアクセスできるファイヤーウォールとプロキシ サーバーを設定するガイドが含まれます。
Rational RequisitePro と XDE の統合により、XDE のユース ケース モデル機能とアプリケーション デザイン機能を RequisitePro の要求管理機能と組み合わせて使用することができます。
ユース ケースを定義するには、XDE の統一モデリング言語 (UML) 図と RequisitePro の Microsoft Word ドキュメントを統合します。ユース ケースに属性と追跡可能性を割り当てて、要求と対応させながらユース ケースを管理することができます。また、RequisitePro の要求を XDE の設計で追跡することで、要求を変更した場合の設計に対する影響を把握しやすくなります。
この統合によるユース ケース モデリング機能は、RequisitePro と Rational Rose を統合する統合ユース ケース管理の機能と似ています。Rose モデルを XDE モデルにアップグレードするときに、モデルのユース ケースの関連付けを移行できます。
この統合を使用するには、RequisitePro と XDE の両方をシステムにインストールする必要があります。
詳細については、Rational RequisitePro と XDE の統合に関するヘルプで「XDE モデルを統合するための設定」を参照してください。RequisitePro と ClearQuest の統合の設定が簡単になりました。ウィザードの指示に従って設定を行えば、数分で設定を完了することができます。既存の統合のテストや修復も、ウィザードから行えます。統合により、拡張依頼、障害などの ClearQuest レコードを RequisitePro 要求に関連付けることができます。
以前のバージョンの Rational ソフトウェアでは、統合の設定を ASCQISetup.bat ファイルと ASCQISetup.exe ファイルで行っていましたが、現在のバージョンからは、それらのファイルの代わりとしてこのウィザードを使用できます。既存の統合がある場合は、引き続き ASCQISetup.bat と ASCQISetup.exe を使用して統合を修正することも、RequisitePro と ClearQuest の統合ウィザードを使用して変更を加えることもできます。
ClearQuest と RequisitePro の統合のオンライン ヘルプには広範囲の概念と作業が含まれます。これは Rational Solutions for Windows Online Documentation CD-ROM と IBM Publications Center (http://www.ibm.com/shop/publications/order) から入手可能な『Rational Suite AnalystStudio 入門』ガイドに基づいています。
RequisitePro に付属しているプロジェクト テンプレートで、構造と要求属性が更新され、短期間で生産性を高めることができるようになりました。
RequisitePro に付属しているサンプル プロジェクトは、ユース ケースの作成手順を学習するための例をプロジェクトに含むように変更されました。
バージョン 2003.06.10 にはコールバック オブジェクトを含むために RqCallback.dll と呼ばれる拡張インターフェイスが追加されました。このオブジェクトは RequisitePro ユーザー インターフェイスにアクセスするために RqGuiApp タイプ ライブラリと併用します。このインターフェイスの使用法のガイドとして RequisitePro 拡張インターフェイス ヘルプの概要に新規のヘルプ トピック「Accessing the RqCallback Library」が追加されました。
RequisitePro をインストールすると、次のファイルが自動的に
<install drive>\Rational\RequisitePro\help ディレクトリにインストールされます。
RequisitePro を起動すると、[プロジェクトを開く] ダイアログ ボックスが表示され、操作するプロジェクトを選択するか、新規プロジェクトを作成することができます。プロジェクト リストからプロジェクトを選択する場合は [既存] タブを、プロジェクトを作成する場合は [新規] タブをクリックします。
RequisiteWeb を起動すると、[ログイン] 画面が表示され、操作するプロジェクトを選択することができます。プロジェクトを [プロジェクト] ドロップダウン リストから選択して、プロジェクト リストにあるプロジェクトを開きます。
エクスプローラは、RequisitePro と RequisiteWeb の主なナビゲーション ウィンドウです。このウィンドウでは、プロジェクトの成果物 (ドキュメント、要求、ビュー、パッケージ) がツリー ブラウザ内に階層表示されます。プロジェクト情報はパッケージ単位で構成されます。パッケージとは、関連する成果物の構成単位です。プロジェクトのルート パッケージはプロジェクト ノードとして表示され、各ルート パッケージの内容がその下に表示されます。成果物を選択すると、その説明がエクスプローラの下のウィンドウに表示されます。エクスプローラを使用して、プロジェクトの成果物へのアクセス、表示、編集を行うことができます。たとえば、ビューまたはドキュメントをダブルクリックか右クリックして開く、要求を選択して編集する、パッケージ間で成果物をドラッグ アンド ドロップする、などの操作が行えます。開いたドキュメント、ビュー、要求に対して変更を加えると、エクスプローラの表示も変更されます。
このリリースの RequisitePro は、お客様の要求管理の方針を強化する新規の構造をもつプロジェクト テンプレートを提供します。ユース ケース、従来のテンプレート、複合型のテンプレートは、Rational Unified Process の原則に基づいた新規の組織構造、クエリー、ドキュメントを提供します。各テンプレートには用語集ドキュメントと要求管理計画ドキュメントが含まれており、プロジェクト成果物の説明、一般用語、役割など、多くの要求管理ニーズに共通する基本的な内容を提供してプロジェクト管理者の作業時間を短縮します。これらのテンプレートはプロジェクトの変化に応じて修正、利用、カスタマイズ、拡張することができます。
クイック ツアーでは、RequisitePro の概要を説明します。ここでは、プロジェクト、ドキュメント、要求の作成方法、要求の属性の設定方法、追跡可能性の確立方法など、要求プロジェクトで実行する基本的なタスクを順を追って説明します。クイック ツアーは Let's Go RequisitePro のヘルプ画面や [ヘルプ] メニューから起動できます。
Rational RequisitePro 拡張インターフェイスには、新規のクラス、メソッド、プロパティが含まれています。詳細については、RequisitePro 拡張インターフェイスのオンライン参照トピック、「About this Release」を参照してください。
RequisitePro をセットアップすると、[スタート] メニューに RequisitePro のプログラム グループが作成されます。このグループには、RequisiteWeb、DB2、Oracle、SQL Server データ ベースを対象とした [Let's Go RequisitePro]、[オンライン ヘルプ]、[リリース ノート]、[RequisitePro 拡張インターフェイス ヘルプ]、[技術サポート] と RequisiteWeb、Oracle、SQL Server データ ベースを対象とした構成ドキュメントの項目があります。RequisitePro を開始するには [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] をポイントします。次に、[Rational Software] をポイントし、[Rational RequisitePro] をクリックします。
RequisitePro を初めて起動すると、[Let's Go RequisitePro] が開きます。[Let's Go RequisitePro] を使用して、RequisitePro チュートリアル、クイック ツアー、これらのリリース ノート、ヘルプ、プロジェクト管理のヒント、Rational Unified Process、BM developerWorks Rational、その他の Web リソースにアクセスできます。[Let's Go RequisitePro] は、RequisitePro の [ヘルプ] メニューから開くこともできます。
RequisitePro ヘルプのほかに、Rational Solutions for Windows Online Documentation CD にあるマニュアル『Rational RequisitePro ユーザーズ ガイド』と IBM Publications Center (http://www.ibm.com/shop/publications/order) を参照してください。(IBM Publications Center を検索するには http://www.ibm.com で検索フィールドに "IBM Publications Center" と入力してください。
このセクションでは、サポートされているプラットフォームと、RequisitePro を実行するためのハードウェアとソフトウェアの要件に関する基本情報を示します。
プロセッサ:500 MHz 以上。
メモリ:256 MB 以上。
メモ:RequisitePro プロジェクトのベースラインを作成するために統一変更管理 (UCM) を使用する RequisitePro プロジェクト管理者に対しては、追加メモリが役に立ちます。
ディスク容量: 200 MB。
モニター :
マウス/ポインティング デバイス: Microsoft Mouse または互換性のあるポインティング デバイス。
オペレーティング システム:
上記のオペレーティング システムで Microsoft Office を使用する際の推奨事項 :
ワープロ :
Requirement Metrics レポート :
Microsoft Project の統合 :
LAN サポート : Microsoft ネットワーク。(Novell ネットワークはサポートされていません)
以下についてのデータベース クライアントのサポート
自動ライセンス キー要求 : 自動ライセンス要求にはネットワーク接続が必要。
その他の Rational 製品 :
システムにインストールされている製品バージョンを確認するには、[スタート] メニューで [プログラム]、[Rational Software] の順にポイントし、[インストール済みの Rational Software 製品情報] をクリックします。
システム要件、インストールと設定、既知の問題などの RequisiteWeb に関する情報は、Rational Requisite Web のインストールと設定に関する説明 (RequisiteWebInstall.html) を参照してください。
完全なインストール手順については、『IBM Rational Software デスクトップ製品インストレーション ガイド』を参照してください。Rational Suite のアップグレードやその他の Rational 製品との統合については、『IBM Rational Suite アップグレード ガイド』と『IBM Rational Suite リリース ノート』を参照してください。これらのガイドはいずれも IBM Publications Center (http://www.ibm.com/shop/publications/order) から入手できます。
特定の状況において Windows 2000 の Rational Version 2003 製品をインストールすると Windows "Change Journal" (ログ) が有効な状態の NTFS パーティションでファイル システムの破損が発生する可能性があります。この破損は Windows 2000 の障害によって発生します。
Windows 2000 を使用するコンピュータに Rational Version 2003 製品をインストールする前に以下を行います。
メモ:本資料の完成時には、Windows XP SP2 の製品リリースでの最終テストは可能ではありませんでした。Windows XP SP2 サポートの最新情報については、IBM Rational Support (http://www.ibm.com/software/rational/support/) で「Rational products and Windows XP SP2」を検索してください。以下の情報は、2002 年 6 月 14 日にリリースされた Windows XP SP2 リリース候補 2 で行ったテストに基づいています。
ファイヤーウォールの問題
Windows XP SP2 では、RequisitePro の実行を困難にする可能性のあるファイヤーウォールが使用可能になっています。以下のアプリケーションを RequisitePro と一緒に使用するときに、ネットワーク接続に関する警告が出される場合があります。
Windows XP SP2 使用時のネットワーク トラフィックの使用
要求の送信中に、要求を送信中であることを通知する警告ダイアログが開くことがあります。ファイヤーウォールがネットワーク トラフィックをブロックすると、クライアント/サーバー アプリケーションを実行できません。Windows XP SP2 で確実に IBM Rational 製品を実行するには、以下のいずれかを行ってネットワーク トラフィックを使用可能にする必要があります。
チームが、複数の RequisitePro クライアントと RequisiteWeb から、共有 RequisitePro プロジェクトまたはエンタープライズ データベースにアクセスする場合は、すべての RequisitePro と RequisiteWeb を以下のいずれかの互換バージョンにアップグレードする必要があります。2002.05.20、2003.06.00、2003.06.12、2003.06.13。RequisitePro バージョン 2002.05.00 とバージョン 2002.05.20 をこれ以降のバージョンと使用する場合には制限事項があります。
このバージョンの RequisitePro をインストールしたときに、サンプル プロジェクトがプロジェクト リストに正しく表示されない場合があります。[学習-プロジェクト(Learning Project)]、[学習-事業(Learning-Business)]、[QuarterByte Savings Bank サンプル プロジェクト(QuarterByte Savings Bank Sample Project)]というタイトルの古いプロジェクトを削除してください。新しいサンプル プロジェクト、[学習-プロジェクト-ユース ケース(Learning Project - Use Cases] と [学習プロジェクト - 従来の方法( Learning Project - Traditional)] がプロジェクト リストに追加されていることを確認してください。
RequisitePro と Rational ClearQuest の統合を使用するには、古いバージョンの Rational ソフトウェアをアンインストールする前に行う必要のある追加手順を『Rational Suite アップグレード ガイド』で参照してください。(RATLC00058077)
4.0 より前の RequisitePro で作成されたプロジェクトの場合は、データベース アップグレード ウィザードを使用する前に、プロジェクトを RequisitePro バージョン 4.0 にアップグレードする必要があります。詳細については、カスタマ サポートにお問い合わせください。
RequisitePro バージョン 2000.02.10 以上では、Microsoft Access 2000 がデフォルトのデータベース形式です。RequisitePro の以前のバージョンで作成されたプロジェクトの場合、プロジェクト データベースは Microsoft Access 97 形式になっています。以前のリリースで作成された RequisitePro プロジェクトを Microsoft Access 2000 または 2002 で表示したい場合、プロジェクト データベースを Microsoft Access 2000 へアップグレードする必要があります。
Rational は、Microsoft Access ベースの RequisitePro のプロジェクトを Access 97 形式から Access 2000 形式に変換するユーティリティを提供しています。ユーティリティ「RqAcc2KConv.exe」は、RequisitePro プロジェクト ファイル (.rqs) を実行可能プログラムにドラッグ アンド ドロップするか、コマンド ラインからユーティリティを実行して RequisitePro プロジェクト ファイル (.rqs) へのフル パスを指定することにより起動できます。このユーティリティのデフォルトのロケーションは、C:\Program Files\Rational\RequisitePro\bin です。このユーティリティでは、変換処理の一部として、.mdb ではなく .tac という拡張子が付いたデータベースのバックアップ コピーが作成されます。変換処理が正常に終了したことを確認したら、このバックアップ コピーは削除してかまいません。このユーティリティでは、データベースの修復と圧縮も行われます。
ClearCase
ClearCaseLT
ClearQuest
Rational Administrator
XDE
Rose
Rational E-Mail Reader (mailreader.exe)
ClearCase LT で RequisitePro プロジェクトの UCM ベースラインを作成する際にパフォーマンスを向上するには、以下のことをお勧めします。
Rational Suite のアップグレードや RequisitePro と ClearQuest の統合については、『IBM Rational Software サーバー製品 インストレーション ガイド』と『IBM Rational Suite リリース ノート』を参照してください。統合の設定については、『Rational Suite 管理ガイド』を参照してくださいこれらのガイドはいずれも IBM Publications Center (http://www.ibm.com/shop/publications/order) から入手できます。
セキュリティ パッチを備えた Windows NT 4.0 SP6A など、特定の構成において IBM Rational Administrator を使用する RequisitePro プロジェクトと関連付ける際にエラーが生じる可能性があります。
エラー説明:339
エラー説明:コンポーネント mscomctl.ocx またはこのコンポーネントの依存関係が正しく登録されていません。ファイルが欠落しているか無効です。
これを修正するにはコマンド プロンプトに以下のように入力して手動でファイルを登録します。
C:\WINNT\system32>regsvr32 mscomctl.ocx
ファイルが適切に登録されたことを通知する成功メッセージが表示されます。
(RATLC00703134)
RequisitePro に対応するプラットフォームは XDE に対応するプラットフォームと異なる場合があります。Rational XDE の対応プラットフォームについては、Rational XDE のリリース ノートを参照してください。(RATLC00057826)
2003 年バージョン以前の XDE を使用している場合は、Rational RequisitePro と XDE の統合は RequisitePro バージョン 2003.06.10 以降と併用できない可能性があります。
[オプション] ダイアログ ボックス ([ツール] メニューの [オプション] をクリック) を使用して、RequisitePro の XDE 統合のコマンドを使用する際に開く Rational XDE 版を、使用しているシステムで選択します。統合では複数の XDE 製品を使用できますが、システム上で XDE 製品が開かれていない場合に RequisitePro から自動的に開くように指定できるのは 1 つだけです。オペレーティング システム レベルの管理者の権利を持つユーザーのみが、変更を行うための [設定の開始] を変更することができます。(RATLC00058758)
XDE から Rational RequisitePro への要素から追跡可能性を作成中に ODBC エラーを受信することがあります。エラーは [要求のプロパティ] ダイアログ ボックスで [OK] をクリックした後に表示されます。ODBC エラー メッセージの受け入れ後に RequisitePro エクスプローラは使用できなくなり、応答しなくなります。Windows のタスク マネージャを使用して RequisitePro を閉じる必要があります。XDE モデル要素の関連付けは作成されません。これは要素の初めての関連付け中のみに発生します。(RATLC00058433)
Rational RequisitePro と XDE の統合に関するヘルプ システムのナビゲーション機能を使用するには、ブラウザが Java アプレットをサポートしている必要があります。左側のペインが空白の場合または左側のペインにエラー メッセージが表示された場合、Microsoft 仮想マシンが壊れているか (Microsoft サポート技術情報の記事 305674)、Java アプレットをファイアウォール越しに実行しようとしているか、互換性に関する別の問題が発生している可能性があります。このような問題は該当するブラウザのサポート サイトにアクセスして解決してください。
Rational RequisitePro と XDE の統合を使用する場合、XDE の [やり直す] コマンドは解除と切り取りには適用されません。XDE の [元に戻す] コマンドと ClearCase の [チェックアウトの取り消し] コマンドは、関連付けと貼り付けに適用されます。(RATLC00056556)
RequisitePro バージョン 2002.05.00 を使用して要求名を変更し、その要求を含むドキュメントをオフラインにした場合、RequisitePro バージョン 2003.06.10 を使用してそれをオンラインに戻すと、ドキュメントがオフラインの間に RequisitePro バージョン 2002.05.00 を使用してデータベース内の要求名に対して行われた変更は破棄されます。この状態を回避するには次の対策のいずれかを実行します。
(RATLC00056189)
モデル要素を RequisitePro に関連付ける前に、Visual Studio .NET のすべての XDE モデルを保存してください。(RATLC00058453)
Rational Administrator を使用して、XDE モデルを RequisitePro プロジェクトと統合することはできません。Rose モデルを XDE モデルに変換し、RequisitePro 関連付けを新規 XDE モデルに移動すると、Rational Administrator プロジェクト内のそれらの Rose モデルへの参照は使用できなくなります。Rose モデルを XDE モデルに移動した場合は、Rational Administrator プロジェクト内の Rose モデルへの参照は削除することをお勧めします。(RATLC00017161)
XDE 内で [ファイル] メニューの [インポート] コマンドを使用して、RequisitePro プロジェクトとの既存の統合を Rose から XDE に移動することはできません。このコマンドは Rose モデルを XDE モデルに変換しますが、RequisitePro への関連付けは移動しません。関連付けを移動するには、Rational RequisitePro と XDE の統合ヘルプの「Rose モデルから XDE モデルへの RequisitePro 関連付けの移動」の手順に従います。このヘルプ トピックには、Rose か XDE の [ツール] メニューの [Rational RequisitePro] をクリックしてアクセスできます。(RATLC00016923)
XDE または Rose では、あるユース ケースに RequisitePro ユース ケース要求への関連付けが含まれており、そのユース ケースを XDE または Rose の別のパッケージに移動した場合、その関連付けは失われます。この場合、関連付けを再度確立する必要があります。ユース ケースを右クリックして、[RequisitePro] をポイントし、[関連付け] を選択します。(RATLC0017836)
Crystal Reports バージョン 8.0 をインストールすると、RequisitePro を起動したときに、ローカル管理者ではないユーザーは次のエラー メッセージを受信することがあります。
"Unable to load the RequisitePro GeneralServices.Files Component.
Class not registered (HRESULT REGDB_E_CLASSNOTREG)"
このメッセージの表示直後に RequisitePro は終了します。このエラーは、一部のレジストリ キー上のデフォルトのセキュリティ権限が Crystal Reports によって変更されたことによって発生します。詳細については、Microsoft Knowledge Base の記事 Q266621 を参照してください。この問題を解決するには、Crystal Reports をインストールしたときに変更されたレジストリ キーの権限を再設定してください。レジストリ キーの権限を再設定するユーティリティは、次の Crystal Decisions のサイトから入手できます。ただし英語のみのご利用となります。
http://support.crystaldecisions.net/communityCS/FilesAndUpdates/scr8_webregfix.exe.asp
このサードパーティのサイト情報は、予告なく変更される場合があります。(RATLC00017845)
一部の Adobe Acrobat 6.0 インストールでは RequisitePro と Microsoft Word の併用により競合が発生します。RequisitePro を開くときに、以下のメッセージを伴う通信エラー -5 が発生する場合があります。「Microsoft Word と通信できません」、「ReqPro10.dot ファイルが破損しているか欠落しています」、「Microsoft Word に問題が発生したので、閉じる必要があります」。RequisitePro を開いたままにすることができますが、RequisitePro が統合されたバージョンの Word は使用できません。(これは Acrobat Reader のインストールでは発生しません。)この問題を修正するには Program Files の Microsoft Office Startup ディレクトリから Adobe pdfmaker.dot ファイルを削除します。このテンプレートを削除しても Adobe PDF ファイルは作成されます。(RATLC00375054)
テキスト ボックス内には要求を作成しないでください。RequisitePro ではテキスト ボックス内には正しくアクセスできません。
テキスト文字列の先頭に Wingdings フォントなどの特殊文字を含むテキストから要求を作成しないでください。(RATLC00016311)
Microsoft Word の [ツール] メニューの [文書の保護] コマンドを使用して RequisitePro Word ドキュメントを保護するときに、パスワードを設定しないでください。(RATLC00016802)
RequisitePro では、[RequisitePro] メニューの [ドキュメント] に [要求を更新する] コマンドがあります。間違って変更した場合には、このコマンドを使用してドキュメントのすべての要求テキストのスタイルと色をリセットできます。しかし、Word 2000 か 2002 を使用して要求テキストの色を変更した場合、[要求を更新する] コマンドで色をリセットすることはできません。要求テキストの色を更新するには、ドキュメントを保存し、[要求を更新する] コマンドを選択します。(RMBU5359)
ドキュメントの要求テキストに以下が含まれている場合は、拡張編集機能を有効にしていても、ドキュメント外部で要求テキストを編集することはできません。
RequisitePro に表示された文字が縦棒に置き換えられた場合、Windows NT ユーザーは Windows のデフォルト フォントを MS Sans Serif 以外のフォントに変更してください (Tahoma を推奨)。(RATLC00057929)
RequisitePro では、いずれの種類の桁揃え記号もサポートしていません (2,350 のカンマのような 1000 単位の区切り文字)。この記号が付いた属性は入力できません。RequisitePro ではこの文字の付いた数値が表示されません。(RMBU6858)
保存されたビューのクエリーに、ユーザーが定義した日付フィールド パラメータがあっても、[コントロール パネル] の [地域のオプション] 画面の [日付] タブにある [短い形式] で設定されている日付形式で日付が保存されます。別の日付形式 (dd/mm/yyyy など) を使用するコンピュータで、保存済みのビューを開こうとした場合、ランタイム エラーが発生します。(RATLC00014609)
要求をルート要求から子要求に変更したり、その逆を行う場合に、[親の変更] フィルタが検出されない場合があります。(RMBU8472)
以下は、RequisitePro のこのリリースでの既知の問題のリストです。Rational Suite やその他の Rational 製品との統合に関連する情報や問題については、『IBM Rational Suite リリース ノート』を参照してください。
外部プロジェクトの追跡可能性を含めるオプションを削除した場合でも、利用できない (移動されたか削除された) 外部プロジェクトへの追跡可能性を含む RequisitePro プロジェクトのベースラインを作成できません。ベースラインを作成する前に、使用不可能なプロジェクトに対する追跡可能性を削除する必要があります。(RATLC00058747)
RequisitePro のプロジェクト名にはピリオドは使用しないでください。(RATLC00018417)
既存の RequisitePro プロジェクトをプロジェクト リストに追加する際やプロジェクトを XDE や Rose などの Rational ツールからの成果物と関連付ける際に、Windows の マイ ネットワークアイコンを使用してプロジェクトを参照するとエラーが生じることがあります。場合によっては XDE などの他のウィンドウの背景にエラー メッセージが隠れていることがあります。このような場合、Task Manager を使用してエラーを終了する代わりにエラー メッセージ ボックスを必ず閉じてください(必要な場合にはタスク バーから)。この問題を防ぐには、マイ ネットワークを使用せずに割り当てられたドライブとパスを入力します。(RATLC00245133)
RequisitePro プロジェクト内の要求の番号を変更する際に、最初の要求がドキュメント内にあり、現在の番号付けよりも大幅に小さい (6000 ではなく 60 のような) 番号に変更する場合、最初の要求の番号は変更されません。この状態を修正するには、新しい開始番号を使用して要求の番号を再度付け直すか、最初の要求をドキュメントからデータベースにカット アンド ペーストして再度ドキュメントに戻すか、ドキュメント内の要求タグを手動で編集します。(RATLC00017529)
サンプル プロジェクトでドキュメントを初めて開く際に、ドキュメントが修正されたという内容のエラー メッセージが表示されます。これはそのドキュメントに対する日付と時間が正しくないためです。ドキュメントの内容は現在です。[はい]をクリックして次に進みます。(RATLC00059092, RATLC00058991)
[Let's Go RequisitePro] を [スタート]メニューから開くと、RequisitePro のリリース ノートへのリンクが失敗します。ただし、[Let's Go RequisitePro] は、RequisitePro が開くと表示され、RequisitePro の [ヘルプ] メニューからもアクセスできます。どちらの場合も、リリース ノートへのリンクは正常に動作します。(RATLC00058281)
サポートの資格をお持ちのすべてのお客様は、電話や電子メールによるサポートもご利用になれます。詳しくは http://www.ibm.com/jp/software/rational/support をご参照ください。
IBM Rational ソフトウェア サポートのインターネット サイトでは、ご自分でサポート情報を検索することができます。詳しくは、http://www.ibm.com/planetwide をご参照ください。