IBM Rational RequisiteWeb のインストールと設定

V2003.06.13、2004 年 9 月

最終更新日:2004 年 8 月 9 日

資料 ID/パーツ番号:GI11-5900-03


(C) Copyright IBM Corporation.1995, 2004. All Rights Reserved.

本ソフトウェア (「本著作物」) は、アメリカ合衆国その他の国々の著作権法及び種々の条約により保護されています。IBM Corporation の文書による事前の同意を得ることなく本著作物を複製し又は頒布することは、禁じられています。

法的通知情報

IBM Rational Suite 製品をインストールすると、IBM Rational の法的通知情報の完全な一覧が <Install Path>\Rational\ja\doc\legal_information.html に自動的にインストールされます。 また、この法的通知情報は、「IBM Rational Solutions for Windows CD-ROM」の \ja\doc\legal_information.html から入手することもできます。


範囲

IBM(R) Rational(R) RequisiteWeb によりユーザーはネットワーク全体で IBM Rational RequisitePro プロジェクト要求とドキュメントを参照、作成、修正することができます。RequisiteWeb では、Netscape Navigator または Microsoft Internet Explorer などのブラウザを使用して、プラットフォームに依存することなくシンクライアントが RequisitePro プロジェクト データにアクセスできます。RequisiteWeb では、IBM DB2、Oracle、Microsoft SQL Server、Microsoft Access の各データベースを使用するプロジェクトにアクセスできます。RequisiteWeb は、Windows サーバーにインストールする必要があります。

このドキュメントには RequisiteWeb のインストールと設定に関する情報が記述されており、システム要件と既知の問題が含まれています。RequisiteWeb のこのリリースでの新規機能と修正された障害については、IBM Rational RequisiteWeb サービス リリース 2003.06.13 リリース ノートを参照してください。また、以下のバージョンからアップグレードする場合、

このドキュメントに記述されこのサービス リリースに含まれる製品の変更は、以下のバージョンに適用されます。

これらのリリース ノートはこの製品のリリース準備時点での正確な情報です。このファイルの最新バージョンは IBM Publications Center (http://www.ibm.com/shop/publications/order から使用できます。これらのリリース ノートの最新版を検索するには、IBM Publications Center で "GI11-5900-03"(日本語版) または "GI11-5902-03" (英語版) を検索してください。(IBM Publications Center を検索するには http://www.ibm.com で検索フィールドに "IBM Publications Center" と入力してください。

目次

このリリースの新機能
RequisiteWeb のシステム要件
RequisiteWeb サーバーの設定
インターネット使用を目的とした RequisiteWeb の設定
RequisiteWeb と IIS
RequisiteWeb のテスト
RequisiteWeb での RequisitePro プロジェクトの管理
ディスカッション用の電子メールの設定
RequisiteWeb 2002.05.X と 2001A のアップグレード
RequisiteWeb のアンインストール
既知の問題
IBM Rational ソフトウェア サポートへの問い合わせ

このリリースの新機能

RequisiteWeb タブ付き要求プロパティのページ

RequisiteWeb で、RequisitePro Windows クライアントの[要求のプロパティ]ダイアログ ボックスに対応するタブ付きページを使用し、すべての要求のプロパティーにアクセスできるようになりました。これにより、簡潔なユーザー インターフェイスで要求の作成と編集が一本化されます。タブ付きページには以下が含まれます。

RequisiteWeb 属性マトリックスでの要求の作成

属性マトリックス内、または属性マトリックスから新しい要求を作成できるようになりました。[要求の作成] ボタンが属性マトリックスの各ページの下部に表示され、このボタンから [要求のプロパティ] タブ付きページにアクセスできます。新しい要求は属性マトリックスの要求タイプに初期設定され、その要求を保管した後にマトリックス内に表示されます。詳細は RequisiteWeb オンライン ヘルプのトピック、「要求の作成と修正」を参照してください。

RequisiteWeb 属性マトリックスでの要求の編集

要求属性値を属性マトリックスで直接修正できるようになりました。属性マトリックスで編集を行うと、変更した各値が個別の改訂履歴レコードとして記録されます。詳細は RequisiteWeb オンライン ヘルプのトピック、「要求の作成と修正」を参照してください。

RequisiteWeb の追跡可能性マトリックス

追跡可能性マトリックスは、追跡可能性を管理するために追加された機能で、RequisiteWeb の従来からの機能である属性マトリックスと追跡可能性ツリーのビューを補足するものです。追跡可能性マトリックス ビューには、同じタイプまたは異なるタイプの要求間の関係が示されます。間接的な関係とサスペクト関係を表示するときに、このマトリックスを使用してください。表示される要求には、フィルタとソートを実行できます。

RequisiteWeb 追跡可能性マトリックスでの要求の編集

追跡可能性マトリックスで直接 2 つの要求間の追跡可能性関係を追加、削除、修正できるようになりました。また、追跡関係のサスペクト状態を追加、削除できます。詳細は RequisiteWeb オンライン ヘルプのトピック、「追跡可能性の表示と修正」を参照してください。

Rational RequisiteWeb の設定を簡略化する

RequisiteWeb 用の Web サーバーの設定が、次の 5 つの手順で短時間で簡単にできるようになりました。アプリケーションをインストールし、ユーザー名を指定します。次に、SSL を設定します (オプション)。その後、コンピュータを再起動し、プロジェクト リストにプロジェクトを追加します。

お客様のニーズに応えるために、RequisiteWeb のログイン画面とフッターをカスタマイズすることができます。

RequisiteWeb でのドキュメント オーサリング

RequisiteWeb では、ドキュメントの作成、変更、削除が行えます。ドキュメントを作成すると、RequisiteWeb はプロジェクト データベース内の新規ドキュメントを参照します。RequisitePro と同じように、ドキュメントをオフラインにして Microsoft Word でその内容を変更できます。

インターネット使用を目的とした RequisiteWeb の設定

貴社の顧客、コントラクター、遠距離のチーム メンバーがインターネットを使用して RequisiteWeb にアクセスすることができます。RequisiteWeb を使用してライブの要求データへのインターネットにアクセスすることにより、開発チームと要求の利害関係者間での即時で価値あるフィードバックの交換が可能となります。このドキュメントのインターネット使用を目的とした RequisiteWeb の設定セクションには、インターネット経由で RequisiteWeb に安全にアクセスできるファイヤーウォールとプロキシ サーバーを設定するガイドが含まれます。

RequisiteWeb のシステム要件

サーバーの要件

次の表は、RequisiteWeb サーバーの要件をまとめたものです。

項目 要求
オペレーティング システム

以下のサーバーのいずれかが必要です。
Microsoft Windows Server 2003 (エンタープライズ版、スタンダード版)
Microsoft Windows 2000 Server SP2、SP3、SP4
Microsoft Windows 2000 Advanced Server SP2、SP3、SP4
セキュリティ ロールアップの修正プログラムを含む Microsoft Windows NT Server 4.0、Service Pack 6A

プロセッサ 500 MHz 以上
メモリ 256 MB。要求の数が 10,000 を超えるプロジェクトや 10 人以上のユーザーが同時に使用する Web サイトについては、さらに 256 MB のメモリを追加することを推奨します。
ディスク容量 RequisiteWeb (システム DLL を含む) - 40 MB
Microsoft Word

以下のサーバーのいずれかが必要です。
Microsoft Word 2000 SP2、SP3
Microsoft Word 2002 SP1、SP2
Microsoft Office Word 2003

メモ :RequisiteWeb を同時に使用するすべてのユーザーに、Microsoft Word のライセンスが必要です。

Oracle データベース クライアント (Oracle データベースにあるプロジェクトを使用するため)

IBM DB2 クライアント ソフトウェア (DB2 データベースにあるプロジェクトを使用するため)

Oracle 8.1.7、9i R2、10g との互換性

DB2 UDB バージョン 8.1 FixPak 5 以降との互換性


メモ : RequisiteWeb をプライマリ ドメイン コントローラやバックアップ ドメイン コントローラにインストールすることはできません。RequisiteWeb を ADSI が有効なネットワークや Novell ネットワークで実行することはできません。RequisiteWeb は、SQL Server 2000 の「名前付きインスタンス」で使用できます。

クライアントの要件

オフラインの Word 文書を編集するには、クライアント システムに Microsoft Word をインストールする必要があります。クライアント コンピュータから RequisiteWeb にアクセスするには、次に示す Web ブラウザのいずれかをクライアント システムにインストールする必要があります。

メモ : RequisiteWeb が正常に動作するためには、ブラウザで cookie と JavaScript を有効に設定する必要があります。

RequisiteWeb サーバーの設定

RequisiteWeb を設定する前に、使用する Windows サーバーに Microsoft Word をインストールする必要があります。

メモ : RequisiteWeb バージョン 2002.05.0X または 2001A をアップグレードする場合は、「RequisiteWeb 2002.05.X と 2001A のアップグレード」に進んでください。

この章では、サーバーでの RequisiteWeb コンポーネントのインストールと設定について説明します。次の手順について説明します。

DB2 または Oracle クライアントのインストール

DB2 または Oracle データベースに保存されている RequisitePro プロジェクトにアクセスするには、サーバー上でクライアント ソフトウェアを設定する必要があります。

重要:Oracle バージョン 8.1.7 を使用する場合は、先に Oracle クライアント ソフトウェアをインストールしてから、RequisiteWeb をインストールしてください。

RequisiteWeb ユーザーの作成

RequisiteWeb では、RequisiteWeb ユーザーを作成する必要があります。RequisiteWeb ユーザー名には任意の名前を使用できます。この手順では、便宜上ユーザー名を ReqWebUser とします。このユーザーには、RequisiteWeb を適切に操作するために必要な権限が付与されます。RequisiteWeb からアクセスできるすべての RequisitePro プロジェクトが RequisiteWeb サーバーのローカル ドライブにある場合は、ReqWebUser を RequisiteWeb サーバーのローカル ユーザーとして作成します。しかし RequisiteWeb からアクセスできるプロジェクトが 1 つでもドメイン内のネットワーク ファイル共有にある場合は、ReqWebUser をプライマリ ドメイン コントロール サーバーのドメイン ユーザーとして作成し、プロジェクト ディレクトリに対するアクセス権を与えます。

メモ : Windows ドメイン サーバーで ReqWebUser ユーザーを作成する際には、Windows ドメイン サーバーに管理者としてログインします。

ステップ Windows NT 4.0 Windows 2000 Server/Windows Server 2003
1 ドメイン サーバーで、[スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] をポイントします。次に、[管理ツール (共通)] をポイントし、[ドメイン ユーザー マネージャ] をクリックします。 ドメイン サーバーで、[スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] をポイントします。次に、[管理ツール] をポイントし、[コンピュータの管理] をクリックします。
2 [ユーザー] メニューの [新しいユーザー] をクリックします。 [ローカル ユーザーとグループ] を展開します。 [ユーザー] を右クリックし、[新しいユーザー] をクリックします。
3 [ユーザー名] ボックスで、「ReqWebUser」と入力してからパスワードを入力します。 [ユーザー名] ボックスで、「ReqWebUser」と入力してからパスワードを入力します。
4 [ユーザーは次回ログオン時にパスワード変更が必要] チェック ボックスをオフにし、[パスワードを無期限にする] チェック ボックスをオンにします。 [追加] をクリックし、[閉じる] をクリックします。 [ユーザーは次回ログオン時にパスワード変更が必要] チェック ボックスをオフにし、[パスワードを無期限にする] チェック ボックスをオンにします。 [作成] をクリックし、[閉じる] をクリックします。
5 ユーザー マネージャ アプリケーションを閉じます。 コンピュータの管理アプリケーションを閉じます。

ローカル管理者グループへの ReqWebUser の追加

メモ : 次の操作を行う場合は、RequisiteWeb サーバーに管理者としてログインする必要があります。

ステップ Windows NT 4.0 Windows 2000 Server/Windows Server 2003
1 Windows サーバーで、[スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] をポイントします。次に、[管理ツール (共通)] をポイントし、[ドメイン ユーザー マネージャ] をクリックします。 Windows サーバーで、[スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] をポイントします。次に、[管理ツール] をポイントし、[コンピュータの管理] をクリックします。
2 [ユーザー] メニューの [ドメインの選択] をクリックして、ドメイン サーバーを選択し、コンピュータ名を入力します。 [OK] をクリックします。 [ローカル ユーザーとグループ] を展開します。 [グループ] をクリックします。 [Administrators] を右クリックし、[グループに追加] をクリックします。 [Administrators のプロパティ] ダイアログ ボックスで、[追加] をクリックします。
3 [グループ] 欄の [管理者] をダブルクリックします。

ユーザー選択用のダイアログ ボックスが開きます。

Windows 2000 Server の場合:
[参照] ボックスから、ReqWebUser を作成したドメインを選択します。

Windows Server 2003 の場合:
[詳細]をクリックします。[場所]をクリックして、ReqWebUser を作成したドメインを選択します。[OK] をクリックします。[検索実行] をクリックします。

4 [ローカル グループのプロパティ] ダイアログ ボックスで、[追加] をクリックします。 [ドメインまたはコンピュータ] リストでドメイン サーバーを選択します。[名前] リストで [ReqWebUser] をクリックし、[追加] をクリックします。 [OK] をクリックします。 [ReqWebUser] をクリックし、[追加] をクリックします。
5 [ローカル グループのプロパティ] ダイアログ ボックスの [OK] をクリックし、ダイアログ ボックスを閉じます。 [OK] をクリックし、ダイアログ ボックスを閉じます。 [OK] をクリックして、完了します。
6 ユーザー マネージャ アプリケーションを閉じます。 コンピュータの管理アプリケーションを閉じます。

ローカル管理者グループへの DCOM アクセス権の割り当て

RequisiteWeb では、DCOM を使用して Microsoft Word を起動します。これを実行するために、ReqWebUser は RequisiteWeb サーバーの管理者グループのメンバーである必要があります。

メモ : まだ RequisiteWeb サーバーに Microsoft Word をインストールしていない場合は、今すぐインストールします。

Windows Server 2003:

Windows Server 2003 環境でローカル管理者グループにアクセス権を割り当てるには:

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。次に、「dcomcnfg」と入力します。[コンポーネント サービス] ダイアログ ボックスが表示されます。
  2. [コンソール ルート]、[コンポーネント サービス]、[コンピュータ] の順に展開します。
  3. [マイ コンピュータ] を右クリックして [プロパティ] を選択します。

  4. メモ : DCOM 設定警告のダイアログ ボックスが表示される場合は、警告メッセージを閉じて次の手順に進みます。
  5. [既定の COM セキュリティ] タブをクリックします。[既定のアクセス権] (NT 4.0) または [既定のアクセス許可] (Windows 2000) で、[既定値の編集] をクリックします。
  6. [アクセス許可] ダイアログ ボックスで、[追加] をクリックします。
  7. [ユーザーまたはグループの選択] ダイアログ ボックスで [場所] をクリックします。
  8. [場所] ダイアログ ボックスの [場所] リストからローカル コンピュータを選択します。[OK] をクリックします。
  9. [ユーザーまたはグループの選択] ダイアログ ボックスで [詳細] をクリックします。[検索実行] をクリックします。
  10. [名前] リストで管理者グループを選択して [OK] をクリックします。[OK] をクリックします。
  11. [アクセス許可] ボックスで [アクセスを許可する] が選択されていることを確認します。
  12. [OK] をクリックして、マイ コンピュータの [プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。

Windows Server 2003 環境でローカル管理者グループに実行権を割り当てるには:

  1. [既定の起動アクセス許可] の [既定の COM セキュリティ] タブで、[既定値の編集] をクリックします。
  2. [既定の起動アクセス許可] ボックスで [起動の許可] が選択されていることを確認します。
  3. [OK] をクリックし、その後再度 [OK] をクリックします。
  4. [コンポーネント サービス] のダイアログ ボックスを閉じ、システムを再起動します。

Windows 2000 Server と Windows NT Server:

Windows Server 2000 と NT 環境でローカル管理者グループにアクセス権を割り当てるには:

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。次に、「dcomcnfg」と入力します。
    メモ : DCOM 設定警告のダイアログ ボックスが表示される場合は、警告メッセージを閉じて次の手順に進みます。
  2. [既定のセキュリティ] タブをクリックします。 [既定のアクセス権] (NT 4.0) または [既定のアクセス許可] (Windows 2000) で、[既定値の編集] をクリックします。
  3. [レジストリ値のアクセス許可] ダイアログ ボックスで、[追加] をクリックします。
  4. [ユーザーとグループの追加] ダイアログ ボックスの [ドメインまたはコンピュータ] リストからローカル コンピュータを選択します。
  5. [名前] リストで管理者グループを選択し、[追加] をクリックします。
  6. [アクセスの種類] ボックスで、[アクセスの許可] をクリックします。
  7. [OK] を クリックし、その後再度 [OK] を クリックして [分散 COM の構成のプロパティ] ダイアログ ボックスに戻ります。

Windows Server 2000 と NT 環境でローカル管理者グループにアクセス権を割り当てるには:

  1. [既定のセキュリティ] タブをクリックします。 [既定の起動アクセス権] (NT 4.0) または [既定の起動アクセス許可] (Windows 2000) で、[既定値の編集] をクリックします。
  2. [レジストリ値のアクセス許可] ダイアログ ボックスで、[追加] をクリックします。
  3. [ユーザーとグループの追加] ダイアログ ボックスの [ドメインまたはコンピュータ] ボックスでローカル コンピュータを選択します。
  4. [名前] リストで管理者グループを選択し、[追加] をクリックします。
  5. [アクセスの種類] ボックスで、[起動の許可] をクリックします。 [OK] を クリックし、その後再度 [OK] を クリックして [分散 COM の構成のプロパティ] ダイアログ ボックスに戻ります。
  6. DCOM を閉じ、システムを再起動します。

サーバーへの RequisiteWeb のインストール

メモ : すでに RequisiteWeb を使用している場合は、必ず以前のバージョンの RequisiteWeb を削除してから、現在のリリースの RequisiteWeb をサーバーにインストールしてください。詳細情報は RequisiteWeb 2002.05.X と 2001A のアンインストールを参照してください。

RequisiteWeb サーバー コンポーネントをインストールするには:

  1. ローカル管理者として RequisitePro にログオンします。
  2. Rational Solutions for Windows CD-ROM のディスク 1 を使用して、RequisiteWeb をインストールします。Rational ソフトウェア セットアップ ウィザードの指示に従って、ソフトウェアをインストールします。
  3. 各画面で、[次へ] をクリックして次の画面に進みます。
  4. [製品の選択] 画面で、[製品名] リストから [Rational RequisitePro] を選択します。

  5. メモ : データベース サーバーが日本語版のオペレーティング システムで稼動している場合は、全角文字の名前を持つフォルダがインストール パスに含まれないように注意してください。

  6. [カスタム] 画面で、[Web サーバー コンポーネント] を展開して RequisiteWeb を選択します。

インストールの問題

Microsoft Windows 2000 NTFS "Change Journal" 障害が Rational 製品のインストール時にファイル システムを破損する可能性がある。

特定の状況において Windows 2000 の Rational Version 2003 製品をインストールすると Windows "Change Journal" (ログ) が有効な状態の NTFS パーティションでファイル システムの破損が発生する可能性があります。この破損は Windows 2000 の障害によって発生します。

Windows 2000 を使用するコンピュータに Rational Version 2003 製品をインストールする前に以下を行います。

  1. すべてのウィルス検出ソフトウェアを無効にします。
  2. IBM Support Technote 1135295 を読みます。http://www-1.ibm.com/support/us/search/index.html で "Rational Installer Change Journal" を検索してください。
  3. http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;[LN];820888 で Microsoft 知識ベース アーティクルを読みます。このアーティクルには、この障害を修正する Microsoft からのアップデートに関する情報が記載されています。

  4. (RATLC00688306)

メモ:DNS と互換性のない文字 (下線など) を RequisiteWeb サーバー名として使用すると、ログイン画面が自動的に更新されユーザー名とパスワードが解除されます。(RATLC00058265)

RequisiteWeb サーバー コンポーネントのインストールについて詳しくは、『IBM Rational デスクトップ製品インすとレーション ガイド』を参照してください。このガイドは、IBM Rational Solutions for Windows Online Documentation CD-ROM と IBM Publications Center (http://www.ibm.com/shop/publications/order) から入手可能です (IBM Publications Center を検索するには、http://www.ibm.com へ移動して、[検索] フィールドに「IBM Publications Center」と入力します)。

RequisiteWeb 設定ファイルの編集 (オプション)

catalog.txt ファイルの場所を移動するには RequisiteWeb 設定ファイルを変更します。このファイルは RequisitePro プロジェクトを位置指定するために使用します。

カスタマイズされた RequisiteWeb 設定を使用するには、テキスト エディタで以下のファイル (デフォルトの場所です) を開きます。
C:\Program Files\Rational\common\rwp\webapps2\ReqWeb\WEB-INF\classes\config.txt

考慮事項:

設定 説明 デフォルト
RPXCatalog RequisitePro プロジェクトの検索に使用するプロジェクト カタログ ファイルへのパス。例:
RPXCatalog=C:\Program Files\Rational\RequisitePro\ReqWeb\Projects\catalog.txt
<空白>

SSL (Secure Socket Layer) の有効化

RequisiteWeb では RequisiteWeb とクライアント Web ブラウザの間で交換するデータの機密保持を確証する SSL 暗号化システムをサポートしています。RequisiteWeb で SSL を使用するには『IBM Rational Software デスクトップ製品インストーレーション ガイド』の第 9 章「Rational Web Platform のカスタマイズ」の手順に従って、SSL を有効にします。このガイドは、IBM Rational Solutions for Windows Online Documentation CD-ROM と IBM Publications Center (http://www.ibm.com/shop/publications/order) から入手可能です。

メモ : プロキシ サーバーを使用している場合は、SSL を有効にするために RWP を設定する必要はなく、代わりに SSL をプロキシ サーバーで有効にします。

ReqWebUser へのネットワーク プロジェクト アクセスの付与

RequisiteWeb からアクセスできるドメイン内のネットワーク ファイル共有にプロジェクトがある場合は、このセクションの手順に従います。

ステップ Windows NT 4.0 Windows 2000 Server/Windows Server 2003
1 [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントします。次に、[コントロール パネル] をクリックし、[サービス] をダブルクリックします。 [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントします。次に、[コントロール パネル]をクリックし、[管理ツール]、[サービス] の順にダブルクリックします。
2 [Rational Web Platform, ReqWeb servlet engine] サービスをダブルクリックして、[サービス] ダイアログ ボックスを表示します。 [Rational Web Platform, ReqWeb servlet engine] サービスのアイコンをダブルクリックして、[プロパティ] ダイアログ ボックスを表示します。
3 [サービス] ウィンドウの [ログオン] で [アカウント] をクリックし、作成した ReqWebUser とパスワードを入力します。[OK] をクリックして、[サービス] ウィンドウを閉じます。 [ログオン] タブをクリックし、[アカウント] をクリックします。作成した ReqWebUser とパスワードを入力し、[適用] をクリックします。[OK] をクリックして、[Rational Web Platform] ウィンドウを閉じます。
4 [Rational Web Platform, ReqWeb servlet engine] サービスを停止して開始し、[Rational Web Platform, HTTP server] サービスを開始して、完了です。 [Rational Web Platform, ReqWeb servlet engine] サービスを開始または再開して、完了です。

再起動の実行

この時点で、システムを再起動する必要があります。再起動後、同じユーザー名でログインすると、インストール処理は完了します。

インターネット使用を目的とした RequisiteWeb の設定

このセクションでは RequisiteWeb へのインターネット アクセスを提供するネットワークの設定方法を説明します。以下の概要に加え、次の手順が提供されています。

貴社の顧客、コントラクター、遠距離のチーム メンバーがインターネットを使用して RequisiteWeb にアクセスすることができます。RequisiteWeb を使用してライブの要求データへのインターネットにアクセスすることにより、開発チームと要求の利害関係者間での即時で価値あるフィードバックの交換が可能となります。

RequisiteWeb に対するインターネット アクセスを設定する際に、貴社の著作権とインフラストラクチャを保護するための手順に注意深く従う必要があります。このため、貴社のネットワークを保存するためにファイヤーウォールを設定することをお勧めします。インターネットと貴社のネットワーク上にある RequisiteWeb リソース等の間のファイヤーウォールのすべてのアクセスをモニターし制御するためのリバース プロキシ サーバーを使用する必要があります。このアクセスの中心点により、貴社のネットワーク上のすべてのコンピュータの保護でなくプロキシ サーバーの保護に焦点を置くことが可能となります。またプロキシ サーバーはインターネット ユーザーから貴社のネットワークのリソースの名前、場所、実行の詳細等を隠します。

メモ:ネットワーク セキュリティ、ファイヤーウォールの設定、プロキシ サーバーの設定は、IT の専門スタッフによる解決を必要とする複雑な問題です。

以下の手順は RequisiteWeb へのインターネット アクセスを提供する設定作業の概要です。

  1. 非認可のアクセスから貴社のネットワークを保護するためにファイヤーウォールのソフトウェアやハードウェアをインストールして設定します。ファイヤーウォールによりインターネット ユーザーは HTTP や HTTPS を使用してプロキシ サーバーに接続することができます。
  2. 適切なリバース プロキシ サーバーを識別して設定します。このコンピュータは 1 つのネットワーク インターフェイス経由でインターネットで公開されており、他のインターフェイス上の企業ネットワーク (LAN や WAN) に接続されています。またこのコンピュータで適切なソフトウェアを実行することにより、ファイヤーウォールとして使用することもできます。
  3. インターネットから RequisiteWeb へのアクセスを提供するために リバース HTTP プロキシ ソフトウェアを選択し、インストールし、設定します。要求データの機密情報を保護するため、RequisiteWeb に接続するインターネット ユーザーが暗号化された HTTPS プロトコルの使用を必要とするようにこのソフトウェアを設定します。

このドキュメントは RequisiteWeb での作業を目的とした次のリバース HTTP プロキシ ソフトウェアのソリューションを設定するためのガイドを提供します。

IBM HTTP サーバーをリバース プロキシ サーバーとして使用する

リバース プロキシ サーバーとして IBM HTTP サーバーを使用して RequisiteWeb へのアクセスを提供するには以下の手順に従います。

  1. プロキシ サーバーにバージョン 2.0.42.2 以降の IBM HTTP Server をインストールします。バージョン 2.0.42.2 には上記のパッチが必要です。
  2. メモ:インストールの詳細手順については IBM HTTP Server のマニュアルを参照してください。

  3. httpd.conf にサーバー設定のコンテキストで以下の行を含む必要なモジュールを追加するために IBM HTTP Server を設定します。
  4. LoadModule ibm_ssl_module modules/mod_ibm_ssl.so
    LoadModule proxy_module modules/mod_proxy.so
    LoadModule proxy_http_module modules/mod_proxy_http.so

  5. 安全な接続を使用するために IBM HTTP Server を設定します。IBM HTTP Server のマニュアルで「Getting started quickly with secure connections」セクションを参照してください。ただし英語のみのご利用となります。
  6. 以下の例の通り RequisiteWeb に対するリバース プロキシとして IBM HTTP Server を設定します。

以下は rw.rational.com というサーバー名の RequisiteWeb に対する IBM HTTP Server プロキシの要求を設定する httpd.conf のサーバー設定コンテキストの例です。

  
<IfModule mod_proxy.c>
# Disable forward proxy requests
ProxyRequests Off

# Allow requests from selected hosts or domains
<Proxy *>
Order Allow,Deny
#Allow from rational.com
</Proxy>

# Configure access to RequisiteWeb
ProxyPass /ReqWeb http://rw.rational.com/ReqWeb
ProxyPass /reqweb http://rw.rational.com/reqweb
ProxyPassReverse /ReqWeb http://rw.rational.com/ReqWeb
ProxyPassReverse /reqweb http://rw.rational.com/reqweb
ProxyPass /ReqWebSetup http://rw.rational.com/ReqWebSetup
</IfModule>

メモ : RequisiteWeb に対するアクセスを許可するホストにより、独自の “Allow from” ディレクティブを指定する必要があります。

メモ:企業ネットワークの実際の RequisiteWeb サーバー名を “rw.rational.com” に変更する必要があります。

注意: 上記の例は暗号化されていない RequisiteWeb への HTTP アクセスを許可します。暗号化された HTTPS への接続を必要とするには、上記の設定行を、安全な接続に使用する仮想ホストのコンテキストに移動します。安全な接続に対する仮想ホスト コンテキストは通常 KeyFile と SSLEnable ディレクティブを含み、以下の形式を持ちます。

# Accept connections on port 443
Listen 443

# Create a virtual host for secure connections
<VirtualHost _default_:443>
# Set the key database file containing certificate
KeyFile "C:/Program Files/IBM HTTP Server 2.0/key.kdb"
# Enable SSL
SSLEnable
  ...
# move RequisiteWeb proxy directives here to require HTTPS
</VirtualHost>

Apache 2 をリバース プロキシ サーバーとして使用する

  1. 以下のモジュールを含め、プロキシ サーバーの Apache 2 をインストールします。
  2. メモ: mod_ssl を含む Apache 2 のバイナリ バージョンを取得するには、ソースから Apache 2 をビルドする必要があります。Apache 2 のドキュメントを http://www.apache.org で参照してください。ただし英語のみのご利用となります。

  3. httpd.conf にサーバー設定のコンテキストで以下の行を含む必要なモジュールを追加するために Apache 2 を設定します。
  4. LoadModule ssl_module modules/mod_ssl.so
    LoadModule proxy_module modules/mod_proxy.so
    LoadModule proxy_http_module modules/mod_proxy_http.so

  5. mod_ssl を標準に設定します。該当の Apache 2 のリリースに関するドキュメントを参照してください。
  6. RequisiteWeb のリバース プロキシとする Apache 2 を設定します。以下は rw.rational.com というサーバー名の RequisiteWeb に対する Apache プロキシの要求を設定する httpd.conf のサーバー設定コンテキストの例です。
  7. <IfModule mod_proxy.c>
    # Disable forward proxy requests
    ProxyRequests Off
    
    # Allow requests from selected hosts or domains
    <Proxy *>
    Order Allow,Deny
    #Allow from rational.com
    </Proxy>
    
    # Configure reverse proxy requests for RequisiteWeb
    ProxyPass /reqweb http://rw.rational.com/ReqWeb
    ProxyPass /ReqWeb http://rw.rational.com/ReqWeb
    ProxyPassReverse /reqweb http://rw.rational.com/ReqWeb
    ProxyPassReverse /ReqWeb http://rw.rational.com/ReqWeb
    ProxyPass /ReqWebSetup http://rw.rational.com/ReqWebSetup
    
    # Require SSL between browsers and the proxy server for ReqWeb
    <Location ~ "^/(ReqWeb|reqweb)">
    SSLRequireSSL
    </Location>
    </IfModule>
    

    メモ: RequisiteWeb に対するアクセスを許可するホストにより、独自の “Allow from” ディレクティブを指定する必要があります。

    メモ:企業ネットワークの実際の RequisiteWeb サーバー名を “rw.rational.com” に変更する必要があります。

    メモ : “SSLRequireSSL”ディレクティブはオプションです。暗号化された HTTPS の接続を必須条件としない場合は、そのようにコメント アウトしてください。

RequisiteWeb の URL を決める

RequisiteWeb へのアクセスを目的としたプロキシの設定後、プロキシ サーバーはインターネット ユーザーに対する RequisiteWeb サーバーであるかのように表示されます。インターネット ユーザーは “http://” か “https://” で始まり、次に “rw.rational.com” 等のプロキシ サーバーの有効なインターネット ホスト名が続き、“/ReqWeb” か “/reqweb” で終わる URL を使用して RequisiteWeb にアクセスできます。

企業の LAN や WAN 内のローカル ユーザーは、同じ URL を使用するかまたはプロキシ サーバーか RequisiteWeb サーバーの内部名の完全に有効なプロキシ サーバー名を変更することができます。RequisiteWeb サーバーの内部名を使用するとプロキシ サーバーをバイパスするために最適なパフォーマンスが提供されますが、すべてのユーザーがプロキシ サーバーのホスト名を使用して RequisiteWeb にアクセスすると管理者が RequisiteWeb サーバーやその名前をトランスペアレントに変更することができるため、RequisiteWeb 管理者はこの方法が好ましいとする可能性があります。

RequisiteWeb と IIS

RationalWeb は Rational Web Platform (RWP) を使用します。RWP と Internet Information Services (IIS) は競合する可能性があるので、IIS を実行しているシステムで RequisiteWeb を実行するには、次のいずれかを選択する必要があります。

IIS を無効にする

次の表で、IIS を無効にする方法を説明します (システムで IIS をご使用の場合)。IIS を無効にすると、IIS を使用するすべてのプログラムが動作しなくなります。

ステップ Windows NT 4.0 Windows 2000 Server/Windows Server 2003
1 [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントします。次に、[コントロール パネル] をクリックし、[サービス] をダブルクリックします。 [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントします。次に、[コントロール パネル]をクリックし、[管理ツール]、[サービス] の順にダブルクリックします。
2 [World Wide Web Publishing] サービスを選択します。 [World Wide Web Publishing] サービスのアイコンをダブルクリックして、[プロパティ] ダイアログ ボックスを表示します。
3 [サービス] ウィンドウで、[停止] をクリックし、[スタートアップの種類] を [無効] にします。 [サービスの状況] の [全般] タブで、[停止] をクリックし、[スタートアップの種類] を [無効] にします。[OK] をクリックし、[サービス] ウィンドウを閉じます。
4 [閉じる] をクリックして、完了します。 [OK] をクリックし、ダイアログ ボックスを閉じます。 [インターネット サービス マネージャ] を閉じます。

デフォルト RWP HTTP ポートを変更してリダイレクトする

以下の手順により RequisiteWeb と IIS を併用することができます。デフォルト RWP HTTP ポートを変更してリダイレクトするには、次の手順に従います。

  1. rwp.conf ファイルのデフォルト RWP HTTP ポート (80) を変更します。『IBM Rational Software デスクトップ製品インストレーション ガイド』の「デフォルトの RWP HTTP ポートの変更」の手順に従ってください。このマニュアルは、Rational Solutions for Windows Online Documentation CD-ROM と IBM Publications Center (http://www.ibm.com/shop/publications/order) から入手可能です。
  2. RequisiteWeb サーバーに RequisiteWeb の仮想ディレクトリを作成します。
    1. 以下のいずれかの操作を実行して、インターネット サービス マネージャを起動します。
      • Windows NT 4.0 の場合は、[スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] をポイントします。次に、[Windows NT 4.0 Option Pack]、[Microsoft Internet Information Server] を順にポイントし、[インターネット サービス マネージャ] をクリックします。
      • Windows 2000 Server/Windows Server 2003 の場合は、[スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] をポイントします。次に、[管理ツール] をポイントし、[インターネット サービス マネージャ] をクリックします。
    2. [既定の Web サイト] を右クリックし、[新規仮想ディレクトリ] をクリックします。
    3. [仮想ディレクトリの作成ウィザード] で [次へ] をクリックし、エイリアスとして「ReqWeb」と入力します。
    4. [次へ] をクリックし、ブラウズして
      C:\Program Files\Rational\common\RWP\webapps2\ReqWeb を選択し、[次へ] をクリックします。
    5. [次へ]、[完了] の順にクリックしてウィザードを終了します。
  3. 新規に作成した仮想ディレクトリのプロパティで [URL へのリダイレクト] を選択して http://<サーバー名>:<新規ポート>/reqweb へリダイレクトします。
  4. インターネット サービス マネージャを閉じて Rational Web Platform を再開します。『IBM Rational Sorftware デスクトップ製品インストレーション ガイド』の「Rational Web Platform の開始と停止」の手順に従ってください。

RequisiteWeb のテスト

RequisiteWeb のインストールをテストするには:

  1. Web ブラウザを開きます。
  2. URL アドレスを RequisiteWeb サーバーの「http://<サーバー名>/reqweb」に設定し、[Enter] を押します。
    メモ : Internet Explorer ウィンドウが空白の場合 [ツール] から [インターネット オプション] を選択します。[セキュリティ] タブで RequisiteWeb を [信用済みサイト] に追加します。必要な場合 RequisiteWeb のブラウザを更新します。
  3. [プロジェクト] リストで、ドキュメントを含む RequisitePro プロジェクトを選択します。 プロジェクトがリストに表示されない場合は、「RequisiteWeb での RequisitePro プロジェクトの管理」の手順を参照してください。
  4. RequisitePro のユーザー名とパスワードを入力し、[ログイン] をクリックします。
  5. エクスプローラでドキュメントを選択して開きます。ドキュメントが正常に開けば、テストは成功です。RequisiteWeb は正しくインストールされています。
    メモ : Microsoft Word インストーラ ダイアログ ボックスが表示される場合は完了させる必要があります。

RequisiteWeb での RequisitePro プロジェクトの管理

RequisiteWeb にはプロジェクトの要求やドキュメントへのアクセスと編集、またプロジェクトでのドキュメントの作成を行うための機能が用意されていますが、プロジェクトを作成するには RequisitePro を使用する必要があります。RequisitePro では、プロジェクト構造やセキュリティを作成および修正するためのプロジェクト テンプレートやほかの管理ツールが利用できます。詳細については、『Rational RequisitePro ユーザーズ ガイド』または RequisitePro ヘルプを参照してください。

RequisiteWeb プロジェクト カタログの使用法

RequisiteWeb では、カタログ テキスト ファイルを使用しているので、RequisitePro プロジェクトにアクセスすることができます。デフォルトでは、このファイルに RequisitePro サンプル プロジェクトのエントリが含まれています。カタログに表示されるプロジェクトは、RequisiteWeb のログイン ページの [プロジェクト] リストに表示されます。

カタログに独自のプロジェクトを追加するには、.rqs 拡張子を持つプロジェクト ファイル用のフル パスを入力する必要があります。

メモ : Web サーバーの catalog.txt に一覧表示されるすべてのプロジェクトが随時アクセス可能であることを確認してください。このファイルに含まれているプロジェクトの中にアクセスできないものがあると、使用可能なプロジェクトに対する Web サーバーのパフォーマンスに影響します。

カタログを編集するには、RequisiteWeb サーバーで次の操作を行います。

  1. 次の (デフォルトの) ディレクトリにナビゲートします:
    C:\Program Files\Rational\RequisitePro\ReqWeb\Projects
    メモ : プロジェクトが C:\ 以外のディレクトリにインストールされている場合は、catalog.txt ファイルを編集して、正しいインストール ディレクトリを設定する必要があります。
  2. テキスト エディタを使用して、catalog.txt ファイルを開きます。
  3. RequisitePro プロジェクト ファイル (.rqs) へのフル パスを持つエントリを作成します。
    メモ : RequisiteWeb サーバーのローカル プロジェクトへのフル パスを使用します。別のサーバーのプロジェクトにアクセスするには、RequisitePro の .rqs ファイルが格納されている共有フォルダへの汎用名前付け規則 (UNC) のパスを指定する必要があります。たとえば、次のように指定します。\\server_name\full_path\my_project.rqs
  4. catalog.txt ファイルを保存して、閉じます。

メモ : catalog.txt ファイルへの更新を表示するには、RequisiteWeb からログアウトして、RequisiteWeb プロジェクトに「ログイン」する画面でプロジェクト フィールドをプルダウンする必要があります。

データベース プロジェクト

RequisiteWeb では、RequisiteWeb サーバーに物理的に格納されていないプロジェクトを開くことができますが、この場合、ReqWebUser ドメイン ユーザーは、RequisitePro (.rqs) プロジェクト ファイルが格納されているリモート プロジェクト サーバーのディレクトリに対する変更権限または修正権限が必要です。

メモ : 用意されている SQL Server データベース スクリプトを実行するためには、「sa」としてログインするか、「システム管理者」と「セキュリティ管理者」の権限を持つユーザーとしてログインする必要があります。

DB2 または Oracle データベースに保存されている RequisitePro プロジェクトにアクセスするには、サーバー上でデータベース クライアント ソフトウェアを設定する必要があります。詳しくは、『IBM Rational デスクトップ製品インストレーション ガイド』の手順に従ってください。このマニュアルは、Rational Solutions for Windows Online Documentation CD-ROM と IBM Publications Center (http://www.ibm.com/shop/publications/order) から入手可能です。

ディスカッション用の電子メールの設定

Rational E-mail Reader アプリケーションを使用して、RequisitePro ユーザー情報に含まれている有効な電子メール アドレス持つすべてのディスカッション参加者の電子メールを設定します。Rational E-mail Reader アプリケーションは、Rational Software がインストールされている以下のデフォルトの場所に組み込まれています。
c:\Program Files\Rational\common\mailreader.exe
同じ Rational E-mail Reader セッションを、RequisitePro と RequisiteWeb の両方に使用できますが、Rational E-mail Reader を RequisitePro と RequisiteWeb の両方用に設定する際には、以下の要件があります。

RequisiteWeb 2002.05.X と 2001A のアップグレード

RequisiteWeb 2002.05.X または 2001A を RequisiteWeb 2003.06.X にアップグレードするには、次の項の説明に従って RequisiteWeb をアンインストールし、次に「サーバーへの RequisiteWeb のインストール」の説明に従ってインストールを実行します。

RequisiteWeb のアンインストール

ここでは、RequisiteWeb を RequisiteWeb サーバーから削除する手順について説明します。RequisiteWeb をシステムから削除する前に、RequisiteWeb または関連ファイルを使用しているユーザーがいないことを確認してください。使用中のファイルを削除することはできません。

RequisiteWeb によって、新規サンプル プロジェクトのパスを含むプロジェクト カタログが新規にインストールされます。既存の catalog.txt ファイルのコピーを作成してから、RequisiteWeb を削除してください。RequisiteWeb の以前のバージョンからアップグレードする場合、catalog.txt ファイルは、デフォルト ディレクトリの C:\Program Files\Rational\RequisitePro\ReqWeb\projects にあります。

RequisiteWeb 2003.06.X のインストール後、古い catalog.txt ファイルのエントリを新規カタログ ファイルに追加します。新規カタログ ファイルは、新しいバージョンの RequisiteWeb と共に、デフォルト ディレクトリ C:\Program Files\Rational\RequisitePro\ReqWeb\Projects にインストールされています。

詳細については、「RequisiteWeb での RequisitePro プロジェクトの管理」を参照してください。

RequisiteWeb の具体的なアンインストール手順については、次のいずれかを参照してください。

RequisiteWeb 2003.06.X の削除

RequisiteWeb 2003.06.X を削除するには:

  1. Windows の [コントロール パネル] の [アプリケーションの追加と削除] を使用して、インストールされている Rational 製品を選択し削除します。
  2. dcomcnfg を使用して、ローカル管理者グループを [既定の起動アクセス権] と [既定のアクセス権] (NT 4.0) または [既定の起動アクセス許可] と [既定のアクセス許可] (Windows 2000) から削除します。
  3. RequisiteWeb を完全にアンインストールする場合は、ReqWebUser を削除します。
  4. RequisitePro のプロジェクト データ、バックアップ ファイル、ログ ファイルは、サーバーに残る場合があります。ログ ファイルは、C:\Program Files\Rational\common\rwp\logs\ にあります。

RequisiteWeb 2002.05.X の削除

Windows NT、Windows 2000 Server、または Windows Server 2003 システムから RequisiteWeb 2002.05.X を削除するには、そのコンピュータに対する Windows 管理者権限が必要です。以下の操作を行うには、後に示す手順に従ってください。

ReqWeb と Jakarta の仮想ディレクトリの削除

  1. 以下のいずれかの操作を実行して、インターネット サービス マネージャを起動します。
  2. [既定の Web サイト] をクリックし、ツールバーの [停止] をクリックします。
  3. ReqWeb 仮想ディレクトリを右クリックし、[削除] をクリックします。
  4. Jakarta 仮想ディレクトリを右クリックし、[削除] をクリックします。 インターネット サービス マネージャを開いたままにします。

Jakarta ISAPI フィルタの削除

  1. [既定の Web サイト] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。 [既定の Web サイト プロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。[ISAPI フィルタ] タブをクリックし、[Jakarta] フィルタを選択します。
  2. [削除] をクリックし [OK] をクリックし、ダイアログ ボックスを閉じます。

IIS 管理サービスの再起動

IIS 管理サービスを再開するには次の表の操作方法を実行します。ユーザーのオペレーティング システムに対応する列に記載された操作方法を実行してください。

ステップ Windows NT 4.0 Windows 2000 Server/Windows Server 2003
1 インターネット サービス マネージャを閉じます。 インターネット サービス マネージャで、サーバー名を右クリックします。
2 [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。次に、「cmd」と入力します。 [IIS を再起動します] をクリックします。
3 MS-DOS ウィンドウで、次のように入力します。
net stop w3svc
net start w3svc.

[停止/開始/再起動] ダイアログ ボックスで、[<server name> のインターネット サービスを再起動します] をクリックします。
4 「exit」と入力して、MS-DOS ウィンドウを閉じます。 [OK] をクリックし、ダイアログ ボックスを閉じます。 インターネット サービス マネージャを閉じます。

RequisiteWeb 2002.05.X の削除

Windows の [コントロール パネル] の [アプリケーションの追加と削除] を使用して、インストールされている Rational 製品を選択し削除します。アンインストール処理が完了し、コンピュータを再起動した後、C:\Program Files\Rational ディレクトリがサーバーに残っていないかどうかを確認します。残っている場合は、Rational ディレクトリとそのサブディレクトリを削除します。また、次の手順に従って、システム環境変数を編集する必要があります。

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントします。次に、[コントロール パネル] をクリックします。 [コントロール パネル] の [システム] アイコンをダブルクリックします。 [システムのプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。
  2. 次のいずれかを実行します。
  3. PATH システム変数を検索し、PATH ディレクトリから以下を削除します。
    C:\Program Files\Rational\common\java\jre\bin

RequisiteWeb 2001A の削除

Windows NT、Windows 2000 Server、または Windows Server 2003 システムから RequisiteWeb 2001A を削除するには、そのコンピュータに対する Windows 管理者権限が必要です。以下の操作を行うには、後に示す手順に従ってください。

RqTomcat サービスの停止と削除

ステップ Windows NT 4.0 Windows 2000 Server/Windows Server 2003
1 [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントします。次に、[コントロール パネル] をクリックし、[サービス] をダブルクリックします。 [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントします。次に、[コントロール パネル]をクリックし、[管理ツール]、[サービス] の順にダブルクリックします。
2 [RqTomcat] サービスを検索して選択します。 [RqTomcat] サービスを検索してそのアイコンをダブルクリックし、[プロパティ] ダイアログ ボックスを表示します。
3 [サービス] ウィンドウで、[停止] をクリックします。 [全般] タブの [サービスの状態] で、[停止] をクリックします。 [OK] をクリックし、[サービス] ウィンドウを閉じます。
4 [閉じる] をクリックして、完了します。 [OK] をクリックし、ダイアログ ボックスを閉じます。 インターネット サービス マネージャを閉じます。

RqTomcat サービスを停止したら、次の手順に従って、システムからサービスを削除します。

  1. MS-DOS シェルを開き、次のディレクトリに移動します。C:\Program Files\Rational\jakarta-tomcat\bin
  2. MS-DOS プロンプトが表示されたら、次のように入力します。jk_nt_service -R RqTomcat
  3. MS-DOS シェルを閉じます。

ReqWeb と Jakarta の仮想ディレクトリの削除

  1. 以下のいずれかの操作を実行して、インターネット サービス マネージャを起動します。
  2. [既定の Web サイト] で、ReqWebJakarta の仮想ディレクトリを検索します。 各ディレクトリを右クリックし、[削除] をクリックします。
  3. [既定の Web サイト] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  4. [ISAPI フィルタ] タブで、Jakarta フィルタを検索します。 Jakarta フィルタを右クリックし、[削除] をクリックします。
  5. [OK] をクリックし、インターネット サービス マネージャを閉じます。

RequisiteWeb 2001A の削除

Windows の [コントロール パネル] の [アプリケーションの追加と削除] を使用して RequisitePro を削除し、アンインストール処理 (サーバーの再始動を含む) が終了した後、サーバー上に以下のディレクトリが残っていないかどうか確認します。

C:\Program Files\Rational\RequisitePro
C:\Program Files\Rational\jakarta-tomcat

残っている場合は、ディレクトリとすべてのサブディレクトリを削除します。

TOMCAT_HOME と JAVA_HOME システム変数の削除

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントします。次に、[コントロール パネル] をクリックします。 [コントロール パネル] の [システム] アイコンをダブルクリックします。 [システムのプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。
  2. 次のいずれかを実行します。
  3. TOMCAT_HOME と JAVA_HOME システム変数を検索し、システムから削除します。

メモ : また、Word ドキュメントや Word Basic がある場合、DCOM 構成設定をデフォルト値にリセットする必要があります。

アップグレード処理を完了するには、マニュアルの「サーバーへの RequisiteWeb のインストール」の章を参照して残りの手順を実行してください。

メモ : バックアップ プロジェクトと catalog.txt ファイルを元の場所に復元します。

既知の問題

以下に示す問題の多くには、RequisiteWeb サーバーまたはクライアント ブラウザを設定する際に実装する必要がある「回避策」も併記されています。

インストールの問題

インストールの問題に関する情報は「 サーバーへの RequisiteWeb のインストール」でご覧ください。

ドキュメントについて

ドキュメントをオフラインにする場合、ブラウザの [戻る] ボタンを使用しないでください。(RATLC00017928)

ダウンロードと参照

RequisiteWeb では、要求ドキュメントをダウンロードして Microsoft Word 形式でディスクに保存できます。RequisiteWeb の [ドキュメント] ページの [ファイルのダウンロード] 欄でファイル名をクリックします。

ドキュメントをダウンロードする場合は、ドキュメントを開くか、保存するかを選択できます。ここでドキュメントを開くと、プログラムに異常が発生したり、正しく表示されないことがあります。ドキュメントは、必ずディスクに保存してから、Microsoft Word を使用して開いてください。ドキュメントを保存した後に、[ナビゲーション取り消し] ページまたは空白ページが表示された場合は、[戻る] ボタンまたは [ドキュメント] アイコンをクリックして、ドキュメント リストに戻ります。

[ファイルのダウンロード] ダイアログ ボックスでドキュメントのダウンロード操作をキャンセルしてから、RequisiteWeb で再度ダウンロード オプションを選択すると、ドキュメントがブラウザに表示されても [ファイルのダウンロード] ダイアログ ボックスに表示されないことがあります。この状態を解決するには、Microsoft のサポート技術検索ページの記事 Q162059 (http://support.microsoft.com/support/kb/articles/Q162/0/59.asp) を参照してください。(8740)

Netscape でドキュメントをダウンロードすると、ドキュメント名に含まれるスペースなどの HTML 特殊文字が HTML 文字コードに置き換えられます。これらの文字は、RequisiteWeb によってドキュメントのアドレスに URL エンコードが適用されるために表示されます。Netscape では、ドキュメントの [名前を付けて保存] ダイアログ ボックスのファイル名ボックスに HTML 文字コードが表示されます。ドキュメントを保存すると、これらの文字は、元のスペースや特殊文字に置き換えられます。 (7186)

ブラウザのバージョンによっては、ドキュメントをダウンロードして表示またはオフライン オーサリングしようとすると、[ファイルのダウンロード] ダイアログ ボックスにファイル名が正しく表示されない場合があります。この表示は実際のファイルには影響ありません。(RATLC00017588)

その他のドキュメント表示条件

以下に、RequisiteWeb でプロジェクト ドキュメントが表示されなくなる場合があるその他の条件を示します。

ドキュメントの作成

ドキュメントの作成では、RequisitePro アウトラインを参照するドキュメント タイプを選択します。アウトラインは、新規ドキュメントの書式と構造を決定するものです。アウトラインが削除されるか名前変更されると、空のドキュメントが RequisiteWeb に作成されます。(RATLC00018356)

Requisite でドキュメントを作成するときには、[ドキュメントの作成] ページの [ディレクトリ] フィールド内に、Universal Naming Convention (UNC) パスを指定する必要があります。例、\\server_name\full_path\my_documentドキュメント ディレクトリでローカル ドライブを指定する場合、このドライブは webserver に対してローカルです。(RATLC00018322)

ドキュメント オーサリング

RequisiteWeb ユーザーはドキュメント内の要求にたいする要求階層 (親子関係) の作成や更新を行うことができません。

RequisiteWeb ドキュメントのセキュリティ

RequisiteWeb を使用して表示またはダウンロードするドキュメントは、RequisitePro 形式から Microsoft Word または HTML 形式に変換されます。したがって、RequisiteWeb サーバー上の不正なユーザーが MS Word または Web ブラウザを使用してこれらのコピーを参照できる可能性があります。

ドキュメントのセキュリティが問題になる場合は、RequisiteWeb サーバーの GenDoc ディレクトリへのアクセスを制限してください。

メモ : ReqWebUser ユーザーには、GenDoc ディレクトリに対する作成/読み取り/書き込み権限が必要です。

RequisiteWeb でのディスカッション

RequisiteWeb のディスカッションから複数の要求を削除するときに、一部の要求を削除できないことがあります。 (15401)

RequisiteWeb のディスカッションから複数の参加者を削除するときに、一部の参加者を削除できないことがあります。 (15376)

RequisiteWeb の要求

Microsoft Word で手動のハイフン オプションを使用した場合、要求が属性マトリックスに正しく表示されません。 (18168)

URL リンク タイプを使用して、ファイルを UNC パスにリンクする要求属性は、Internet Explorer ブラウザでは機能しますが、Netscape では失敗します。( RATLC00719661)

RequisiteWeb のビューのフィルタリング

ビューをフィルタするときに、ドキュメント位置を始めとして複数の属性でソートすると、ランクのソートの番号が維持されません。ただし、ランクのソートは正常に機能します。 (15500)

パッケージの展開

Oracle ベースのプロジェクトを RequisiteWeb で表示する場合、開こうとしているパッケージに含まれる特定タイプ (ドキュメント、要求、ビュー) の要素が 1,000 を超えていると、エラーになります。この状態を修正するには、RequisitePro のパッケージを再編成して、1 つのタイプの要素が 1 つのパッケージで 1,000 を超えないようにします。(RATLC00016736)

ユーザー設定と解像度設定

ユーザー設定は cookie に保存され、データベースには保存されません。そのため、ユーザー設定はブラウザ固有であり、ユーザー固有ではありません。 (15983)

一部の RequisiteWeb メニューが解像度 800 x 600 の画面で完全に表示されない可能性があります。この問題は画面の解像度を高く設定することにより解決が可能です。(RATLC00016987)

日本語版以外のオペレーティング システム上での RequisiteWeb の実行

RequisiteWeb を、2 バイト文字を含む名前のディレクトリにインストールしないでください。(RATLC00058552)

プロジェクト パス、プロジェクト名、ドキュメント名に 2 バイト文字が使用されていて、簡体字中国語版の Windows 上で Netscape を実行する場合は、RequisiteWeb の要求ドキュメントをダウンロードできません。代わりに、RequisiteWeb の [ドキュメント] ページがダウンロードされます。 (11601)

RequisiteWeb プロジェクトのユーザー名に 2 バイト文字を使用しないでください。 (15442)

SSL が有効な状態で RequisiteWeb プロジェクト名に 2 バイト文字を使用すると、ファイルが破損し、プロジェクトのセキュリティが低下する可能性があります。 (18033)

RequisiteWeb の要求で 2 バイトの数値属性値を使用しないでください。 (15425)

Netscape 4.7 以下で 2 バイト文字を使用する場合は、ユーザー独自のデフォルト フォントを使用する必要があります。ドキュメント指定のフォントは使用しないでください。 (18162)

Netscape 4.7 で全角文字を使用すると、「要求を表示する」ウィンドウの表示が文字化けします。 (14757)

RequisiteWeb では、サーバーの文字セットにある文字のみをサポートします。 (16725)

ファイル名の指定

ファイルには、有効な Windows ファイル名と有効な URL 文字を使用して名前を付ける必要があります。

Word にリンクされたファイル

リンクされたファイルを RequisiteWeb で表示するには、Word 文書に含まれる要求をリンク参照に汎用名前付け規則 (UNC) を使用して外部ファイルにリンクする必要があります。

RequisiteWeb によって要求テキスト内で要求タグが検出された場合は、要求タグのみがハイパーリンクとして表示されます。

Word にリンクされたファイルは、同じネットワーク ドメインに格納する必要があります。RequisiteWeb では、別のネットワーク ドメインに格納された Word にリンクされたファイルは表示できません。 (16996)

削除されたか、別のファイル システムに移動された Word にリンクされたファイルを含むドキュメントを表示しようとすると、Web サーバーが停止する可能性があります。

Netscape

Netscape 4.X では、エクスプローラでパッケージを展開したままブラウザの表示サイズを変更すると、すべてのパッケージが折りたたまれます。必要に応じてパッケージを開き直してください。 (15567)

Netscape では、オフライン ドキュメントを元のドキュメントと同じ場所にダウンロードしようとするときに、元のドキュメントがオフライン状態で読み取り専用に設定されていても、読み取り専用ファイルを上書きできないことを通知するエラーが表示されません。この場合、ドキュメントはダウンロードされません。 (18547)

Netscape 7.0 の要求プロパティを表示する際に、要求テキスト内に含まれる隠し文字が表示されません。(RATLC00056727)

Netscape 4.51 を使用して全角文字を含む名前のドキュメントをオフラインにすると、ファイル名とドキュメント タイプの拡張子に破損が生じます。(RATLC00057743)

Netscape 7.1 では、ツール オプション [Cookie マネージャ] -> [このサイトからの Cookie をブロック] を使用して RequisiteWeb 内で Cookie を無効にすると、それ以降のセッションでプロジェクトにログオンできなくなる場合があります。(RATLC00725153)

Netscape 7.0 では、ドキュメントをオフラインにすると、[ファイルを開く] と [ページに名前を付けて保存] 機能が失敗します。[保存] 機能により、ドキュメントに拡張子 .jsp が付加され、読み取りが不可能になります。この問題を回避するには、ドキュメントを保存してから名前変更によって .jsp 拡張子を削除します。(RATLC00723453)

IBM Rational ソフトウェア サポートへの問い合わせ

サポートの資格をお持ちのすべてのお客様は、電話や電子メールによるサポートもご利用になれます。詳しくは、http://www.ibm.com/jp/software/rational/support をご参照ください。

IBM Rational ソフトウェア サポートのインターネット サイトでは、ご自分でサポート情報を検索することができます。詳しくは、http://www.ibm.com/planetwide をご参照ください。